こんばんは、ちわぷ〜です🐶
今回ご紹介する作品は、若い作家さんの感性で描かれていて、
それでいてかなりしっかりとした文学になっている、
圧巻の芥川賞受賞作をご紹介いたします*
「推し、燃ゆ」宇佐見りん(著)河出書房新社
あらすじ
ある日、子役時代から見守り続けていた推しのアイドル上野真幸が、ファンを殴ってしまう。様々な憶測が飛び交い炎上するが、女子高生のあかりは真幸の推し活動に文字通り青春の全てを捧げてしまい…
若い感性の芥川賞受賞作
芥川賞受賞当時、まだ現役大学生だったそうで驚きです。
あらすじの通り、若い読者の方でも読みやすい内容の作品ですし、
主人公のあかりの生き様がそれはもう文学的ですので、純文学好きにもおすすめできる作品です。
部屋に祭壇と呼ばれる推しを祭ったコーナーを作り、推しの全てが知りたいと24時間全て推しの為に生きているあかりちゃん。
アイドルという存在が自分とは縁遠いので、初めは共感できるのか心配になりながら本を開きましたが、端から見ていると推しを全力で支えている様に見えて、本当は推しに支えられているあかりちゃんの気持ちはよく分かりました。
まとめ
かつて何かに熱中した事がある人、ハマってる趣味がある人には深々と刺さる作品になってると思います。
みんな、何かしらの支えや楽しみがあって生きてますものね。あかりちゃんは流石にちょっと踏み込み過ぎだと思いますが(笑)
そんなあかりちゃんの文学的な生き方も魅力的な作品です。
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こんな人にオススメ
話題の小説を読みたい方
読みやすい純文学をお探しの方
なにかしら推しがいる方
一気読みできる小説をお探しの方