こんばんは、ちわぷ〜です!
この国に、芥川龍之介の存在を知らない方は滅多にいらっしゃらないのではないでしょうか?
しかし、芥川が桃太郎を書いていた事は意外や意外、あまり知られておりません!
しかもそれが、僕らが知っている正義の味方、桃太郎の物語ではなく、鬼退治をする桃太郎を悪役として描いており、
芥川独特の毒に満ちたダークヒーローに仕立てられていて、すっごく魅力的なんです!
本日は稀代の名作家、芥川龍之介が描く「桃太郎」をご紹介いたします☆
「桃太郎」芥川龍之介(著)岩波書店
あらすじ
むかし、むかし、ある深い山の奥に大きな桃の木があった。
その桃の木の根は大地の底の黄泉の国まで広がり、枝は雲の上まで広がっていた。
ヤタガラスが枝に舞い降り、一万年に一度実を付ける不思議な桃の実をついばみ落とした。その実は不思議な事に、美しい赤子を孕んでいた。
桃の実は谷川を下ってゆき、洗濯物をしているおばあさんの元へ流れ着いた…
個人的に思い入れのある作品です
実はこの「桃太郎」と、後々また記事を書かせて頂こうかと思いますが、同じ芥川作品の「猿蟹合戦」は付き合いが長い作品でして…
学生の頃から縁があり、社会に出ても仕事として携わった事のある作品で思い入れがかなりあるんです^ ^
仕事をさせて頂くご報告に巣鴨のお寺に芥川先生のお墓参りに行った事もあるのですが、命日というわけでもないのに、綺麗にされていてお花が供えられていて…
今も多くの方に愛される作家さんなんだなぁと、芥川先生の偉大さを感じたのをよく覚えております^ ^
また別の機会に芥川先生の母校である両国高校(両国高校なのに、最寄駅は錦糸町…)にも行った事があり、ここで芥川先生が…と、おのぼりさん丸出しでキョロキョロとしてしまったのを覚えております(笑)
まとめ
芥川作品はすぐに読み切れちゃう短編が多いので、読書の習慣があまりない方にも、仕事が忙しい方にもオススメです!
そして、やはりクオリティが高く、短編の中に旨味ぎっしりって感じで、長編に引けを取らない読み応えがあります^ ^
記事の頭とお尻に貼らさせて頂いている書籍はそんな読み応えのある17作品を収録している本で、「桃太郎」や代表作の「蜘蛛の糸」などを収録した読み応えのある内容となっており、芥川入門としてもオススメです( ^∀^)
ちなみに、今はご時世的にお墓参りに行けるかどうかも分からないのですが、
もし芥川先生のお墓参りに行きたいという方は、周辺は他のお寺?の墓地が多く、かなり迷いやすくなっているのでお気をつけください!
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こんな人にオススメ
「河童」など芥川龍之介ファンの方。
毒のある童話を読みたい方。
芥川賞受賞作は毎年読むよって方。
下記、「桃太郎」「蜘蛛の糸」など、17作品が収録されている読み応えのある書籍となります。 ↓