こんばんは、ちわぷ〜です!
行きつけの本屋さんに書店員さんが手書きポップで自分のオススメを紹介していく、
みたいなコーナーがあるのですが、そこに常に良質の作品を発信していくカリスマ的な方がいて、その人のオススメは必ず読む様にしています☆
本作はその書店員さんのオススメの一冊で、ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツに音楽留学した日本人のピアニストが主役の
音楽×ちょっぴりミステリー×ちょっぴり青春
といった黄金比なバランスの作品になります!
「革命前夜」須賀しのぶ(著)文藝春秋
あらすじ
音楽で名高い、東ドイツのドレスデンに留学してきた日本人のマヤマ・シュウ。
世界各国より集った才能溢れる学生達と切磋琢磨していき、もがき苦しむシュウは、
ある日、教会のパイプオルガンでバッハを弾く、美しきオルガニスト、クリスタと出会い、惹かれてゆく。
ベルリンの壁の向こう側へゆき自由になりたいクリスタや東ドイツの人々を通して、東西ドイツを隔てる問題を知ってゆくシュウ。
やがてシュウも革命の波に飲み込まれてゆく…
ベルリンの壁に隔たれた二つのドイツ
ヨーロッパに行った事がないので、ドイツに対して知っている情報といえば、大の男達がソーセージをかじってビールをガブガブ飲むらしい…という事くらいでした(笑)
そんな予備知識のない私でも理解できるくらい丁寧に当時の状況が描かれていて、イメージしやすかったです^ ^
ベルリンの壁崩壊は世界史で習ったので知ってますが、当時の東西ドイツがどんな感じだったのか?だったり、東ドイツで音楽が盛んだった事など全く知らなかったので、良い勉強になりました!
クラシック音楽に対しても無知だったのですが、同じ曲でも弾き手によって印象が大きく変わり奥深いですね!
小説に出てきた曲をググりながら読んでたので、ちょっとクラシック音楽にハマってしまったかも知れません!
まとめ
様々な要素が丁寧にまとめられ、読み手を選ばない良作だと思いました!
バッハなど、音楽の描写がかなり丁寧に描かれているので、音楽好きは必見の作品でした!
これを機会に、音楽を扱った小説も読んでいこうと思いました(^ ^)
こんな人にオススメ
音楽が好きな方
ベルリンの壁崩壊前のドイツに興味がある方