こんばんは、ちわぷ〜です!
読みやすい本が多いので、毎年いつもデフォルトでチェックしている本屋大賞受賞作。
最近、2022年の受賞作が発表されて至る本屋さんにコーナーができてますよね!
ただ、なんとなく流行りには乗りたくないという天邪鬼な気持ちが湧いてきて、今回私が選んだのは2021年の受賞作の方(笑)
2022年のノミネート作品も読み始めて記事にさせて頂いてますが、
あえて受賞しなかった作品の方から読み始めて、「こんなに面白いのに勿体無いな〜」
と思いながら読むのが毎年の風物詩…
今年の受賞作を読むのは来年になりそうです(汗)
「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ(著) 中央公論新社
あらすじ
自分の人生を奪われ続け、何もかもを失った貴湖は、親友にも告げずに亡くなった祖母が残した大分県の海辺の街にある家に越してくる。
そこで貴湖は、虐待を受け、「ムシ」と呼ばれる少年と出会う。
少年は、虐待のせいで喋る事ができなかった。
傷ついた少年に”52ヘルツのクジラ”と過去の自分を重ね合わせた貴湖は、少年を”52”と呼び、保護をするが…
52ヘルツのクジラとは?
52ヘルツのクジラとは、この世に一頭だけ存在するクジラで、
他のクジラ達とは全く違う周波数で鳴くため、その鳴き声は他のクジラに届く事がないという”世界で一番孤独なクジラ”です。
1989年に発見され、現在も生存していて毎年姿を見せるそうです。
そのクジラの様に孤独だった貴湖も、かつてアンさんという男性に出会って人の優しさを知り、今度はかつて手を差し伸べてくれたアンさんの様に、孤独な”52”という少年に手を差し伸べる…
そんな優しさの連鎖の様な物語でした☆
まとめ
あらすじを見て「ヘビ〜だな〜」と敬遠してしまう方もいらっしゃるかと思いますが、
本屋大賞受賞作というだけあって読みやすく、貴湖と”52”が背負っている物はヘビーではありますが、配慮された書き方になっているので気が滅入る事もありませんでした。
最終的には心温まり、優しい気持ちになれる救いのある物語でした☆
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こんな人にオススメ
人に優しい気持ちになれる物語をお探しの方
「星を掬う」など、町田先生のファンの方