ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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人間ドラマがしっかり描かれたミステリー短編集    「満願」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

忙しい時に限ってミステリー小説を読みたくなって、長編でちょこちょこ時間を掛けて読んでいると、途中で伏線とか色々と忘れちゃって謎解きの時にポカーンとしちゃう事ってありませんか?

 

かといって、短編を読もうと思っても、ミステリー小説の場合はトリックや伏線の説明がかなり多いので、本当に状況説明だけで終わっちゃったな〜という短編も多かったりして…

 

本日ご紹介させて頂くのは、短編でもしっかりと人間ドラマも描かれていて、読み応えのある作品になります!

時間が無い時の推理小説読みたい欲にバッチリと応えてくれる短編集です☆

「満願」米澤穂信(著) 新潮社

あらすじ

弁護士の藤井が学生時代、密かに憧れた下宿先の奥さんの妙子が殺人の罪で起訴された…

情状酌量の余地があり、弁護士の藤井は裁判を続けようとするが、妙子は控訴を取り下げ、罪を受け入れて…

(「満願」)

 

上記、表題作含む、全6作品を収録

粒揃いの人間ドラマが描かれた短編集

短編集の場合、表題作だけメッチャ面白くて、他の作品はイマイチ…って場合も多いですよね(汗)

けど、この作品の場合は表題作の「満願」以外の作品も一つ一つしっかりとしているので、もし人気投票とかしたら票が均等に分かれるんじゃないかな〜と思うほど、それぞれ読み応えがありました!

 

ミステリー短編って短い中に謎を詰め込み過ぎて、トリックは面白いんだけど動機がイマイチだったり、キャラクター造形がイマイチで、感情移入できなかったりする事もありますが、

 

本作は事件に至るまでの人物の描写が丁寧に描かれているので、途中で飽きる事もなく、短編でも読み応えのある作品になっております!

まとめ

氷菓」や「インシテミル」など、人気作を手掛けた作家さんだけに、時間が無い中でも満足できるミステリー短編に出会えました!

 

本作の中では、個人的には「柘榴」が一番好きでした^ ^

こんな人にオススメ

氷菓」など、米澤先生のファンの方