こんばんは、ちわぷ〜です!
「ワンピース」の大ヒットにより、海賊という存在にどことなく親しみがある日本。
しかし、戦国時代に実在し、時に戦場で活躍した日本の海賊を知っている方は少ないのではないでしょうか?
今回ご紹介させて頂くのは、そんな海賊たちを描いた歴史小説になります!
2014年の本屋大賞受賞作です☆
「村上海賊の娘」和田竜(著) 新潮社
あらすじ
瀬戸内を根城とし、戦国時代に名を馳せた村上海賊衆。
当主である村上武吉の娘、景は男に混ざり海賊として暴れ回っていて、嫁の貰い手がない。
村上海賊衆は、毛利家を通して、織田信長に攻められ窮地に陥った石山本願寺を救うために兵糧を運んで欲しいと依頼を受ける。
最強の敵、織田信長を相手に回し、景の戦いが始まる…
村上海賊とは
瀬戸内海に浮かぶ島々を拠点に(尾道と今治の間くらいにある島)
戦国時代最大とも呼ばれる勢力を誇った海賊衆です!
村上海賊というのはいくつかの家に分かれているものの総称なのですが、
その中の景の父である、能島村上家の頭目の村上武吉は大変な傑物で、
毛利元就が一躍勢力を大きくした厳島の戦いで重要な役割を果たし、
一目置かれた存在でした!
そんな流れで毛利家からの信頼が厚く、当時最大の勢力を誇った信長と戦う事になったというのが、簡単ですが本作の成り行きです(^ ^)
まとめ
景の豪快な生き様に目が奪われる、圧巻のエンターテイメント作品です!
海上での戦闘場面なんて見応えたっぷりなんで映画化して欲しいくらいなんですが、本屋大賞受賞作なのにも関わらず、映像化の気配も無く…
スペクタクル過ぎて映像化は難しいのかも知れませんが、言い換えれば活字の表現である小説でしか味わえない、壮大な物語になっていると思います☆
文庫版ですと全四巻の長編になりますが、合戦の場面などスピード感溢れる展開が続くので、それほど長く感じないんじゃないかな〜と思います(^ ^)
こんな人にオススメ
戦国時代に生きた海賊に興味のある方
本屋大賞受賞の話題作を読みたい方
「のぼうの城」など、和田先生のファンの方