こんばんは、ちわぷ〜です!
前回の「ビリーバット」に続き、今回も読みたいと思いつつもなかなか読めてなかった作品をこの機会に読んでみましたので、ご紹介させて頂きます☆
「MASTERキートン」全12巻(完全版)浦沢直樹(作画)勝鹿北星 長崎尚志(脚本)
あらすじ
日本とイギリスのハーフの平賀・KEATON・太一は、大学で考古学の講師をしながら、保健のオプ(調査員)をしている。
イギリス軍の特殊部隊で教官をしていたという経歴があり、危険な事もある調査員の仕事も身体能力や考古学の知識で乗り越えてゆく。
ホロ苦い大人の味わいのマンガ
主人公がハーフで、考古学の講師で、危険な任務もある保健の調査員で、さらに特殊部隊の元教官でメチャクチャ強い…
色んな要素を詰め込み過ぎでマンガならではだな〜と感じられる方も多いかも知れませんが、不思議と現実離れしている様には感じません。
主人公がバツイチ子持ちの中年という部分がそのリアリティを支えているというか…
でも、バツイチ子持ちの中年が主人公のマンガっていうのも、他じゃなかなかない設定で面白いですよね!
キートンの人間性に魅力があるんで、そういった部分も親近感がわく要素になっている様に思いますし、時折彼の少年時代のノスタルジーたっぷりなエピソードがあり、娘とのほっこりするやり取りがあり…
こういった人間味溢れる設定がもう絶妙で、浮世離れしているオプの任務の下支えになっています!
話の展開のみならず、人物造形の深さも脚本で二人も作家が参加しているからこその完成度なんだろうな〜と思いました☆
まとめ
基本的に1話完結のストーリーで、長くても2、3話くらいで完結するので、忙しい方でもちょっとずつ読み進める事ができる作品です!
謎解きが面白く、最後にはジーンとさせたり、オシャレに終わったりと、もうマンガを卒業した大人達でも、むしろそんな方々こそ楽しめる作品なんじゃないかな〜と思いました^ ^
浦沢先生の作品は、以前取り上げた下記の作品もオススメです!
こんな人にオススメ
「20世紀少年」など、浦沢先生のファンの方
ホロ苦い大人の味わいのマンガを読みたい方
緻密に練られた1話完結のマンガを読みたい方