こんばんは、ちわぷ〜です！
突然ですが、皆さんは人間が好きですか？
なんだか人喰い妖怪みたいな質問になってしまい恐縮ですが笑
優しい人に出会って、世の中捨てたもんじゃない！と思える事もあれば、
あり得ない様な人に出会って世の中終わってると思う事だってあると思います。
だけどやっぱり、日本昔ばなしの歌じゃないけど”人間っていいな！”と思いたいですよね！
本日は人間愛溢れる作家さんの作品をご紹介いたします☆
「むらさきのスカートの女」今村夏子（著） 朝日新聞出版
あらすじ
町に”むらさきのスカートの女”と呼ばれる、いつも紫のスカートを履いた謎の女性がいる。
むらさきのスカートの女”と友達になりたい”わたし”は、陰ながら”むらさきのスカートの女”を見守る生活をしているのだが…
新感覚！人間ウォッチング小説！
”むらさきのスカートの女”と友達になりたい”わたし”の視点で綴られる物語ですが、基本的に”わたし”は”むらさきのスカートの女”を見守り続けているだけ、とドラマに乏しそうなストーリーですが、この設定が秀逸でジワジワとくるものがあります！
”わたし”が、見守り続けるにも程があるほど見守ってて、めっちゃシュールで最高でした笑笑
芥川賞受賞というのも頷ける面白さで一気読みしてしまいました！
作品から作家さんの人間愛が伝わってきて、きっと優しい方なんだろうなと思い、本作が初めての出会いでしたが他の作品も読んでみたいと思いました☆
まとめ
設定の面白さ、センスの良さ、そしてきちんとしたリアリティを持った作家さんで、好きが無い作品だと思いました。
今後、紫のスカートを履いた方と街中で行き合ったら、二度見してしまいそうです笑
芥川賞受賞作って、なかには難解な物もあり脱落してしまう方が出てくる作品もありますが、この作品はとても読みやすいので、安心してお手に取ってみてください☆
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こんな人にオススメ
人間観察が趣味の方
人間愛が強い方
今村先生のファンの方
