こんばんは、ちわぷ〜です!
本日は先日発表された第168回芥川賞受賞の話題作を読んでみましたので、ご紹介させていただきます!
なかなかクセになる文体で、珍しいタイプの作品でした☆
「この世の喜びよ」 井戸川射子(著) 講談社
あらすじ
ショッピングセンターの喪服売り場で働く”あなた”は、フードコートによく来る少女と知り合う。
少女は妊娠している母に代わり、兄弟の子育てをしていた。
(「この世の喜びよ」)
表題作含めて3本の作品を収録
クセになる文体!
表題作「この世の喜びよ」は、”あなた”と少女の二人の交流が物語の軸になるのですが、文体に特徴があって、
”あなたは〜をした”など、まるで自分に呼びかけられている様な感覚に陥る不思議な文体でした!
喪服売り場で働く”あなた”と私自身に特に共通項はないので、感情移入をしながら読んでいたわけではないのですが、読んでいく内に自分と”あなた”が混ざり合っていく感覚と言いますか、”あなた”と呼びかけられてもすんなりと受け入れられる様になり、物語に没頭していました!
何故だか分からないとても不思議な体験で、こういったところも芥川賞受賞の要因の一つだったのかな〜と思います☆
喪服売り場で働いているという設定もユニークで面白かったです☆
まとめ
”あなた”と少女のやりとりに、ハッとさせられる事の多い作品でした。
これから先、更なる飛躍を感じさせる作家さんで、本作が世に出るきっかけになっていくんじゃないかな〜と思います!
今後も追いかけていきたい作家さんでした^ ^
第168回芥川賞関連は以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
芥川賞受賞の話題作を読みたい方
井戸川先生のファンの方