ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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出世と侘び寂びの狭間で揺れる戦国武将「へうげもの」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

大河ドラマ「どうする家康」「レジェンド&バタフライ」など、

にわかに戦国時代ブームが訪れている様で、時代物好きとしては嬉しい事です!

 

戦国時代物の漫画と言えば、絶対にこれは外せない!という作品をご紹介いたします☆

出世と物欲の間で心揺れてしまう男の話です(笑)

へうげもの」(全25巻) 山田芳裕(著) 講談社

あらすじ

織田信長豊臣秀吉に仕えた戦国武将、古田織部

戦国武将といえば戦で手柄を立てて成り上がってゆくイメージだが、

本作では戦国時代に育まれた”侘び寂び”の文化にスポットを当てる。

 

戦国時代を駆け抜けた、稀代の数奇者、古田織部の知られざる人生がコミカルに語られてゆく!

古田織部という人

この人物を知っているという方は戦国マニア中のマニア、メッチャ数奇者だと思います(笑)

織田信長豊臣秀吉に仕えているので、もちろん名だたる合戦に関わってはいるのですが、特にものすごい手柄を上げたわけではないので、

戦国武将でありながら、史実ではどちらかというと千利休の弟子の一人の茶人、みたいな感じで扱われがちな人物です。

 

そんな人物を主人公に描く本作は、戦の影で花開いていた茶道や侘び寂びの文化に着目。

信長の野望」などをやった事がある方ならイメージが沸くかもですが、この時代は名のある茶碗などの物が非常に価値があり、戦国武将はそれの収集家的な一面もありました。

外交の道具にも使われ、他の大名と同盟したい時に名物を差し出して仲を深めたり、部下に褒美として与えられたりされていました。

 

そんな”趣味”の領域の世界から、激動の戦国時代を描いた唯一無二の傑作ギャグ漫画です☆

 

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まとめ

他じゃ絶対に読めないオリジナリティを持ったギャグ漫画で、終始くだらなさで笑わせてもらえますが、このマンガは本当にセンスが良く、

終盤などはギャグ漫画なのにジーンと感動させられてしまう箇所も多々あります!

 

でも一応はギャグ漫画なので、戦国時代だ〜と構えずに軽い気持ちで読めちゃうので、歴史物ビギナーにもうってつけです☆

こんな人にオススメ

変わった切り口のギャグ漫画に興味のある方

戦国時代の”侘び寂び”の文化に興味のある方

山田先生のファンの方