ちわぷ〜の書評ブログ🐶

アラサーの物書き愛犬家の書評ブログです🐶

芥川賞 史上最年少受賞作「蹴りたい背中」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

本日は非常に懐かしい作品ですが、私がまだ中学生の頃に刊行された作品で、

当時現役大学生ながら、史上最年少の19歳で芥川賞を受賞して話題となった作品をご紹介いたします!

 

当時は非常に話題になり、学校の授業か何かでも取り上げたりされた記憶があるのですが、よくよく考えてみたら未読でしたので、この機会に読んでみました☆

蹴りたい背中」 綿矢りさ 河出書房新社

あらすじ

陸上部のハツと帰宅部のにな川はクラスで浮いた存在だった。

 

ある日、ハツはにな川の部屋に呼ばれる。初めて訪れる男子の部屋に警戒しながら入ると、そこはオリちゃんと呼ばれる人気モデルのグッズが溢れていた…

本当に19歳が書いた作品!?

意外と読んでいなくて、綿矢先生の作品は初めて読んだと思うのですが、かなりの衝撃を受けました!

 

当時19歳が書いたとは思えない、洗練された文章に、クラスで浮いた存在の高校生の心情の描写。人間関係の複雑さ。

 

当時かなり話題になり、一気に消費されてしまった感がある作品ですが、それは非常にもったいなく、未読の方には是非とも読んでいただきたい作品でした^ ^

 

今読んでもまったく古く感じず、令和の学生たちにも響くくらい普遍的なものを描いていると思います。

たとえば、この作品が今年の芥川賞の受賞作だったとしても、何の違和感も持たないと思います☆

まとめ

社会現象になった作品であり、芥川賞の中でも指折りに読みやすい作品です!

年齢問わず楽しめる内容の作品だと思います^ ^

 

今回が初めてでしたが、綿矢先生の他の作品も読んでみたいと思いました☆

こんな人にオススメ

綿矢先生のファンの方

芥川賞受賞の話題作を読みたい方