ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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人口が一人になってしまった島、失われつつ風習…そして、流人墓地「不思議な島旅 千年残したい日本の離島の風景」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

最近、仕事で調べ始めた離島。

本日は、離島から未来の島国日本を考える、なかなか興味深い書籍をご紹介いたします。

「不思議な島旅 千年残したい日本の離島の風景」 朝日新聞出版

内容

日本には7000近い島がある。

その中には当然、人口が減少していて、やがて無人島と化してしまう島も…

消えゆく風習、そして最後の一人となった島民の思いとは…

人口10人以下の島民は、毎日気楽で楽しいと語る

個人的に安心安定の朝日新聞出版の書籍でしたので、手に取ってみました!

 

要約すると、失われつつある島の暮らしから、島国日本の未来を思い、我々の今の暮らしも考えさせられる、といった内容で、

離島における人口減少の実態、人口10人以下になった島、そして一人になってしまった島、人と共に失われた風習などに焦点をあててます。

 

一番興味深かったのは、長崎にある人口10人以下の島の島民の話で、不便で仕方ないという話かと思いきや、「毎日気楽で楽しい」と語る。

 

不便だけど気楽で楽しい島暮らし。

便利(とは言えない田舎住みだけど)だけど、しがらみがある暮らしをしている私たち本州住みには考えさせられるものがあるエピソードだったと思います。

 

あとは、かつて島流しの流し先にされていた島に残る流人墓地のエピソード。

島流しとはよく言うけど、流された先にだって人は住んでるわけで(笑)

 

島流しの罪人は、イメージ的に離れ小島で過酷な労働を課せられてたイメージでしたが

なんと罪人というよりは、普通に島民って感じで自由に暮らしてたケースも多い様で、

島流しとは、その島に流された段階である意味で罰は完了していて、

当時の技術では早々、島抜けなんてできないので事実上、野放し状態だったそうです。

 

そして、意外な事に本土から送られてきたその流人達は、医療や農業など様々な知識を持っており、それを島に伝えて発展させてきたのだとか!

過酷な島暮らしは、全員力を合わせないと暮らしが成り立たなかった様です。

 

なので、流人達も島の仲間。その島イズムが現在も残っているので、流人墓地を大切に掃除したりしている、

簡単に言えばそういったエピソードだったのですが、歴史好きとしても新たな発見で、とても興味深いエピソードでした☆

まとめ

失われつつある、島の風習や、人口減少に住む人々の言葉から色々考えさせられる書籍でした。

やはり、朝日新聞出版は安定してますね!

 

離島に興味のある方は、以前ご紹介したこちらの小説もオススメです☆

だいぶコミカルですが(笑)

chiwawatan.hatenablog.com

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