こんにちは、ちわぷ〜です！
本日は、ニードル (id:kokoko777)様にオススメして頂いたルポ！
色々読ませて頂いたところ、これがイチオシとの事でしたので読んでみました☆
「ある日、わが子がモンスターになっていた-西鉄バスジャック犯の深層-」
内容
2000年に発生した、17歳の少年が犯人の”西鉄バスジャック事件”
事件に至るまでの少年を取り巻く環境から、丁寧に事件を掘り下げている。
これって、事件を起こす前に何とかできたのではないかと思ってしまう
すっごく雑に短く説明してしまうと、家庭内で問題行動を起こしていた少年が高校を中退して更に抑えが聞かなくなって、彼を信じてきた家族も耐え切れなくなり、とにかく社会の迷惑にならない様に手を打ち始めるも、少年は事件を起こしてしまう。
といった感じです。
自分が選ばれし者だと思っていて、家族を奴隷の様に扱う少年。
”おでかけ”と称して、仕事終わりの父親に命じて訳のわからないくらいの車での遠出を繰り返し、家族も家計も疲弊してゆく。
はたから見ていれば、初っ端からこの少年はおかしい。
中学生の段階でもう手遅れなほどヤバい。中二病では片付けられないレベル。
ただ、両親は、いつか彼が変わってくれるという希望を捨て切れずにいました。
子供がいないので親の気持ちが分かるとは言えないのですが、親が見捨てずに引っ張りたくなる気持ちは分かります。
あくまで事件を起こした少年が加害者であり、少年の家族は被害者だと思います。
けど、これは中学生の段階で手を打ち始めるべきだったんじゃないかなと思いました…
ここから立ち直る姿って、第三者から見ているとちょっと想像がつかないというか…
事件が起こる少し手前になって、警察に連絡しても取りあわれなかったり、色々な問題は浮き彫りになっているのですが、それはそれで大きな問題ですが、この段階ではもはや手遅れな様に思いました。どう転んでも何かしらの事件を起こしてしまう感じで…
もし、もっと早く色々と家族が動き始めていたら、ここまでの事にはなっていなかったかも知れないし、警察含め取り巻く環境が適切な対応をしていればなぁとも思うし、とはいえこの少年みたいなケースってレア中のレアだと思うし色々と難しかったんだろうなぁ…と、深く様々な問題を考えさせられました。
まとめ
西鉄バスジャック事件を起こした少年を深掘りした一冊。
少年犯罪やそれに対応する警察含めた周囲の大人たちの事についても色々と考えさせられる一冊です。
今回も読み応えありました！ニードル様オススメしてくださりありがとうございましたm(_ _)m
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こんな人にオススメ
西鉄バスジャック事件に興味がある方
少年犯罪について深く考えたい方
