こんにちは、ちわぷ〜です!
どんだけ長いんだよというタイトル(笑)
当ブログで度々取り上げさせて頂いている、千早茜先生!
久しぶりに千早先生の描く、性格の悪いイケメンを読みたくなったんで、気になってた作品を読んでみました(笑)
「眠りの庭」 千早茜(著) KADOKAWA
あらすじ
荻原は、女子校の臨時美術教師。
イケメン、性格悪い、美術教師と三拍子揃っている。
荻原は、卒業生の残したある自画像を見つける。
それは、亡くなった生徒が書いたもので…
(「アカイツタ」)
世界観の繋がった二つの物語を収録!
性格の悪い、女子校のイケメン美術教師とか反則!
まず、基本的に女性向けの作品が多い千早先生。
本作もそんな感じ。読んだ事ある方なら問題なさそうですが、男性の方で初めて千早先生を読むよ!って方は、いきなりだとちょっと引いちゃうんじゃないかって感じの描写が多めなのが心配で、けっこうオススメするのは気を使う先生ではあります。
(男性の方にもオススメの千早先生の作品は、まとめに貼っておきますね!)
いやぁ、今回も楽しませてもらいました!
千早先生の描く男性キャラは、もう千早先生の好み丸出しなんだろうなってくらい、性格悪いキャラが多くて好き(笑)
「アカイツタ」の萩原は、イケメン美術教師(もちろん性格悪い)なんて、千早作品でも屈指のキャラな気がします!
この属性だけで、ご飯三杯はいける。
そして、これだけのキャラだと色々大袈裟にやらせてキュンキュン感を煽りたくなるところですが、それをやり過ぎないところにキャラ作りのセンスを感じる。
行動的には色々やり過ぎちゃうんですけど、それも許せちゃう様に読み手の感情をうまくコントロールしてるなぁって感じで流石。
そして、ネタバレになるので詳しくは書けませんが、今作は女性ヒロインも今までで屈指の良いキャラ!
超ねじまがってる。これを他の作家さんが書かれるとたぶん引いちゃうんだけど、千早先生が書くと、何故だかリアルっぽいから不思議。
歴代屈指の二人が繰り広げるドラマは、美術教師っていうだけあってどこか幻想的で魅惑的。
読み終わって冷静に振り返ると、よくよく考えると背負ってるものの割にはそこまで起伏が多いストーリーではなく、終わりの余韻はもっと心地良く残る千早作品も多いのですが、これは不思議な余韻の残り方。
うまく例えられないけど、普通の作品って過酷な運命を背負った登場人物が登場するなら、その心のトゲを一つずつ抜いていくのがベースですが、
今作はなんか、抜いたトゲを読み手の心に移植してくる感じ?
ジーンとは来るんだけど、感動の余韻というか心がチクチク痛んでそれがジーンと広がる感じな余韻(笑)
「イヌガン」は何このタイトル?
えっ、なにどういう入り方?
っていう感じで、たまに他の作家さんにある、表題作はメチャクチャ仕上げましたけど、他の作品はあんまクオリティ高くないけど、ページ足りないしとりあえず付けときました!
みたいなのかなぁと警戒してしまって罪悪感。
ちゃんと繋がってて、しかも何か気持ち良いくらいぶっ飛んでる!
「イヌガン」こそ何書いてもネタバレなんで、まるっきり語れませんが、多分あらすじで起こすと、これ大丈夫?ってくらい破綻してる様に見える物語。
「アカイツタ」の余韻を壊してしまいかねない様な小ネタをエピソードに加えてくるも、それを成立させてるところに驚き。
やり過ぎ感は否めないところもあるも、メインストーリーとミスマッチになってる様な小ネタ?が前述した不思議な余韻、破綻してる様に見える世界観が絶妙なアンバランスさで成り立っていて、それが不安定な登場人物の関係性とマッチしている。
「アカイツタ」って、千早ファンなら好きそうな感じですが、「イヌガン」はファンでも賛否分かれそう。
私はどっちが好きかと聞かれたら「アカイツタ」ですが、あくまでこれは二つで一つの物語なので、難しい。
そんな感じで、読んだ人とネタバレ気にせず話したくなる感じの作品。
やっぱり千早先生の不思議な世界観って好き☆
まとめ
千早作品でも、屈指のキャラ二人が織りなす物語。
後半、多少やり過ぎるサイドエピソードは入るので、そこは好みが分かれるかもですが、メインストーリーは千早先生の作品がお好きな方なら楽しめそう!
どちらかと言えば女性向けの作品ですが、ちょっとドロドロなのも好きだよって方なら問題ないかと思います!
男性の方や、千早先生の作品を初めて読んでみたい!という方には、以前ご紹介したこちらの作品がオススメです☆
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こんな人にオススメ
性格の悪いイケメン美術教師にそそられる方(笑)
千早先生のファンの方
