こんにちは、ちわぷ〜です!
「正しい女たち」 千早茜(著) 文藝春秋
あらすじ
離婚を決めたある夫婦。
離婚することは決まっているが、しばらく共に暮らし離婚する事に。
離婚が決まり、二人の滞っていた感情が流れ出して…
(「幸福な離婚」)
上記含め、6つの短編を収録!
何が正しいのかは自分が決めること
どちらかと言えば女性向きな作品だと思います。
「正しい女たち」というタイトルでありながら、作中の人物の多くは世間一般から見ると多少のズレのある人々な様な気がします。
しかし、それがいけないという事もないし、人それぞれちょっとずつ何かしらのズレって抱えている様な気がします。
一番好きだったのは、あらすじに選んだ「幸福な離婚」!
千早先生にしては珍しいテイストな様にも思いましたが、とても良い作品でした!
あとは「海辺の先生」!
千早先生の描く男キャラといえば意地悪なイケメン。
しかし、失礼を恐れず発言するなら、今回は特筆すべき事がない中年。
それでも千早先生が書くと魅力的に映るのが不思議。
良い物語でした!
他の作品に関してもアベレージが高く、何が好きかは人それぞれって感じ!
本当に千早作品にハズレなし☆
まとめ
ハイクオリティな短編集で、どれも甲乙つけ難く、どの作品が好きか良い意味で分かれる短編集だと思います!
どちらかと言えば女性向きな作品が多いと思いますので、男性の方でまだ千早作品を読んだ事が無い方は、他の作品から入るのが良いかもしれません。
当ブログで千早先生の他の作品も色々紹介しておりますので、検索のところから「千早茜」で検索して頂けますと幸いです☆
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