「雷と走る」 千早茜(著) 河出書房新社
あらすじ
恋人との将来に対し思うところのある、まどか。
まどかは、父の仕事の関係で少女時代をアフリカで過ごしており、そこで番犬達の野生を垣間見て…
千早先生の実体験なのか、アフリカの犬事情がよく分かる作品!
現代の日本で暮らすまどかと、過去のアフリカで過ごした思い出が交差する物語。
主人公のまどかと同様に、少女時代をアフリカのザンビアで過ごした千早先生。
どの程度、千早先生の実体験が入っているのかは分かりませんが、別にサバンナを探検したとかそういう話でもないし、番犬というテーマなので家の敷地内の話が多いのですが、それでも何だか雄大なアフリカを感じてしまう。
日本から来たまどかの家は、現地ではお金持ちの括り。
そうなると治安とか悪いので、番犬は必須、というところで子犬達をもらうところから始まります。
ローデシアン・リッジバックという、日本では聞き馴染みのない犬種で、画像見て頂ければ分かる様に、強そうだけど、何かどこか愛くるしい顔をしている!
かなり勇敢な犬種で、この番犬達から、まどかは様々な事を学んでいくという感じ。
好みが分かれそうな作品が多く、特に男性に敬遠されそうなテーマが多い様に思う千早先生ですが、今回の作品に関しては老若男女誰でも読みやすいと思います!
なので、千早先生の作品が気になってはいたけど、なかなか読むに至らなかったという方は、ぜひ本作からチェックしてもらって、好きな雰囲気だったら他のも読んでみる、というのがオススメ!
ページ数も少なく、半日で読み切れちゃうくらいですので、気楽に手に取ってみてください☆
まとめ
人気作家、千早茜先生の最新作で、アフリカで暮らす事になった少女と子犬の物語!
少女時代をアフリカで過ごした経験を持つ、千早先生の経験が十二分に活きています!
千早先生の作品の中では、今まで読んできた中では一番読みやすそうな作品ですので、
千早茜入門としてもオススメです☆
千早先生の作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆
ランキングに参加してみました!もしお手間じゃなければ、ポチっとして頂けますと幸いですm(_ _)m
こんな人にオススメ
犬が登場する作品を読みたい方
千早先生のファンの方