ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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鬼と恐れられた人々の正体は…「童の神」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

11月ほどではありませんが、12月も外仕事が多めで、読書活動は漫画7:小説3くらいの割合になりそう!

さすがに漫画は一日で読みきれない冊数があるので、更新は数日おきになるかもですが、気が向いた時にでもブログを覗きにきてくださると幸いですm(_ _)m

 

1月からは逆に在宅の仕事が多くなりそうなのでマンガを読む機会は減りそう。

なのでここぞとばかりに、12月に読む様の漫画をブラックフライデーでまとめて購入!

以前から気になったもの、オススメして頂いたものなど色々ご紹介する予定です^ ^

 

本日は時代小説ですが、分かりやすい部類の活劇。

今村翔吾先生の初期作品です☆

「童の神」 今村翔吾(著) 角川春樹事務所

あらすじ

平安時代”童”と呼ばれる者がいた。その者たちは、鬼や土蜘蛛などと呼ばれ、蔑まれていた。

童達は安倍晴明の手引きで反乱を起こそうとするのだが…

漫画版も人気の様!

10月に仕事で古墳時代関連の事を調べていて、そこで土蜘蛛という存在を知り、検索してみたところ本作と出会いました!

 

11月はじっくり小説を読む時間があまり取れず、読める作品は限られていたので吟味に吟味を重ねてましたが、今村翔吾先生は何作か読んでいて、とても面白かったので本作は即決!

 

平安時代の事は疎かったのですが、安倍晴明が冒頭に登場しただけで何となくヴィジュアルがイメージできるのだから不思議。

時代背景あまり詳しくなくても全然難しくないので楽しめました!

 

安倍晴明だけでなく、酒呑童子関連の登場人物、源頼光とその仲間たち。

おおっ、あのお方も出ちゃうの!?というお方も登場と、まるでオールスター。

 

”鬼”の解釈もなかなか面白く、手に汗握る活劇!

群像劇的なノリの作品ですが、物語の中心にいるのは本作を象徴する様な出自の桜暁丸。なかなか練り込まれた主人公で、本作のてテーマを体現した様なキャラクター。

 

漫画版も人気との事ですが、漫画で映えそうな設定なのでそれも納得!

 

初期から傑作を出していて、やはり今村先生は実力あるなと再確認しました☆

まとめ

平安時代、”童”と蔑まれた人々が立ち上がる活劇!

それほど難しくはないので、時代小説が苦手でも活劇がお好きな方にはオススメできます!

 

漫画版もあるので、そちらもご検討ください☆

 

今村先生の作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

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こんな人にオススメ

今村先生のファンの方

”童”と呼ばれた人々に興味のある方