こんにちは、ちわぷ〜です!
最近Youtubeで見ているマンガ制作の裏側が分かるチャンネル”裏マン”
小学館のマンガワン編集部の方が出ていて色々と面白く、ジャンルは違えど同じ物書きとしてとても勉強になってます!
そこでよく登場される、イケメン東大編集者の千代田さん。
とてもしっかりとした世界観を持たれている方で、動画内でチョイチョイオススメを教えてくださります!
この間はマンガのオススメ作を読んだのですが、今回は小説になります☆
「鳩の栖」 長野まゆみ(著) 集英社
あらすじ
孤独な転校生だった操に寄り添ってくれた少年、至剛。
しかし、至剛は病に伏せってしまい…
(「鳩の栖」)
表題作含め5作の短編を収録!
まるで清流の様な美しい文学
お蕎麦が超おいしい山奥の清流、っていう感じの瑞々しさです!
全ての作品にストーリー上大きな起伏があるわけではないのですが、もう水が綺麗なんでお蕎麦が何にもしなくてもおいしく仕上がっちゃう的な。
起伏がないとはいっても、登場人物の心情的には色々ありますが。
それを無理やりエンターテイメントにしようという押し付けがましさは感じず、登場人物を通してあの頃の気持ちに戻れる様な感じ。
前回読んだ千代田さんオススメマンガの登場人物と、方向性は違えど根底にある部分は今回の登場人物達も似ているのではと感じました。
中学生という曖昧な年代で、ここではないどこかに行きたいという想いからか、言葉遣いも比較的大人びている登場人物達。
けど、背伸びをしている印象はなく、生い立ちなどから自然とそうなっていった感じ。
かなり漠然とですが、2作を通じて何となく千代田さんの好みが分かった様な気がしました。
描かれているのは漫画家さんであって千代田さんではありませんが、
「チ。」の持っていた独特の世界観、その一部が腑に落ちました。
初めましての作家さんでしたが、とても美しい文章を書かれる方で、それでいて言葉に頼りきらず、行間で読ませてくる感じ。
自然と文章量も絞れてきて、本を開いた時に圧も感じずスッと言葉が入ってくる感じでした☆
まとめ
とても美しい文章で、行間で読ませてくる作品です。
派手な作品ではないですが、じんわりと染み込んでくる物語がお好きな方にはオススメです☆
マンガワン編集者、千代田さんがオススメの作品は、こちらのマンガもオススメです☆
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こんな人にオススメ
行間で読ませてくる作品がお好きな方
長野先生のファンの方
マンガワン編集者、千代田さんのオススメを読みたい方