こんにちは、ちわぷ〜です!
定期的に読みたくなる小川洋子先生。
今日は小川先生の中ではちょっと変わり種ですが、心温まる傑作をご紹介いたします☆
「ミーナの行進」 小川洋子(著) 中央公論新社
あらすじ
ミュンヘンオリンピックが開催された1972年。
朋子は、母の都合で芦屋にある叔母の家に預けられる。
そこには一つ下の病気がちな美少女ミーナ、ベルリン出身のローザおばさん、などなど個性豊かなメンツと、閉園した動物園で飼育されていたカバのポチ子が住んでいて…
多感な時期の宝石の様な1年間
文庫版は今年になってから出たとの事で、比較的新しめの作品です。
芦屋のお金持ちの家に預けられた主人公の物語で、何となくお上品な物語になるのかな?と思いきや、そこにまさかのカバが住んでいるという異常事態。
このカバさんがとても良い味を出していてほっこりさせてくれます!
多感な二人の少女の心模様を軸に構成された小川洋子先生らしい心温まりつつも、何とも言えない切なさを感じる良作。
設定、展開なんかは中高生も楽しめる感じですが、ちゃんと小川先生らしい大人向けの深いエピソードもあり、大人が読んで楽しめる作品です!
ミュンヘンオリンピックは生まれる前なので全く事前知識も思い入れもありませんし、芦屋なんて高級住宅地は縁もありませんが、二人の少女の過ごす一年は何だか子供の頃を思い出して懐かしくなってくる。
バラエティ豊かな登場人物たちのエピソードが散らばらず、ちゃんと一つに繋がっている点も良くて、最後まで朋子に感情移入できたまま読み終える事ができました!
文章的には、いつもの小川先生よりも少し砕けた感じで、文章の密度も少なく、かなり敷居は低く読みやすい作品ですので、小川洋子作品って何となく難しそ〜と思っていた方には、ぜひ試して頂きたい作品です☆
まとめ
その時代を生きていない人にとっても、どこか懐かしさのある優しい物語です。
といっても優しいだけではなくて、小川先生独特の切なさもあり、
そしてカバやドイツ人のおばさんなどバラエティも豊か!
他の小川先生の作品と比較すると文章密度も少なく、言葉遣いも簡単ですので、小川洋子作品に興味があるけど、何だか難しそうだな〜と思っていた方には是非本作を入門としてオススメいたします☆
小川洋子先生の作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
心温まる物語を読みたい方
小川先生のファンの方
