こんばんは、ちわぷ〜です!
ではなく、その父を主人公とし、父の目線から宮沢賢治の作家人生を描いた斬新な作品をご紹介いたします☆
「銀河鉄道の父」門井慶喜(著) 講談社
あらすじ
数々の傑作を世に残し、国語の教科書にも取り上げられる、あの宮沢賢治…
童話の印象と同じ様な人柄を人々は連想するのではないだろうか?
しかし、父親から見た宮沢賢治は一味違う。
家業の質屋は継がず、父に金を出してもらい新たな事業を試みたり…
巷のイメージとは違い、人間味溢れる宮沢賢治と賢治を見守り続ける父の愛情の物語。
宮沢賢治のイメージが変わる一冊です
皆さんは宮沢賢治にどの様なイメージを持っているでしょうか?
ちわぷ〜は、やはり「銀河鉄道の夜」のイメージで、穢れなき真っ直ぐさを持った方なんだろうな〜と思っていたのですが、本作を読みイメージが丸っ切り変わりました!ある意味とっても純粋な方なんだろうなとは思うのですが(笑)
前置きが必要かなと思いますが、あくまで史実を基にしたフィクションであって、宮沢賢治の人間性を否定する様な作品ではありませんので、ご安心ください!
「こうゆう風な解釈もできるよね〜」といった感じなので、宮沢賢治ファンの方も気分を害す様な事なく楽しめるんじゃないかな〜と思います(^ ^)
まとめ
宮沢賢治の作品は知ってても、宮沢賢治の歩んだ人生ってなかなか知られてないんじゃないかな〜と思います。質屋の後継だったって事も今作を読んで初めて知りました!
ましてやその父の人生はなおさら知られてないと思います。
これまた賢治に負けず劣らずの波瀾万丈な人生で…
今までクローズアップされていなかった部分に光を当てた斬新な作品だと思います。
この作品を読むと賢治の人間味溢れる部分にも魅力を感じて、改めて宮沢賢治作品を手に取りたくなるのではないかと思います^_^
こんな人にオススメ
親子の物語を読みたい方
宮沢賢治ファンの方
門井先生のファンの方