ちわぷ〜の書評ブログ🐶

アラサーの物書き愛犬家の書評ブログです🐶

オオカミ男が出るという奇妙な屋敷よりも、奇妙な阿漕荘…「月は幽咽のデバイス」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

最近読み始めた森博嗣先生のミステリーシリーズ、Vシリーズ!

本日は3作目のご紹介です!

ネタバレなしで書きますので、まだ一作も読んでいないよ〜という方も、安心して本記事も是非覗いていってください(^ ^)

 

1作目はこちら

chiwawatan.hatenablog.com

 

2作目はこちらになります!

chiwawatan.hatenablog.com

 

月は幽咽のデバイス」 森博嗣(著) 講談社

あらすじ

オオカミ男が出るという奇妙な噂がある屋敷。

そこで悲惨な姿に成り果てた遺体が発見され…

オオカミ男より奇妙な阿漕荘の面々(笑)

本当に個性的で奇妙な面々!

オオカミ男が出るというバラ屋敷よりも、阿漕荘の方がよっぽど奇妙!

事件に関わっていく動機、シチュエーション、そして行動が面白過ぎる(笑)

 

そして、作品を追うごとに会話のテンポもどんどんアップテンポになってゆき、Xシリーズの様にセリフの応酬が多くなってきた!

どんどん私好みになっている(^ ^)

小鳥遊さんなんて前作から更に力が抜けすぎ(笑)

 

紅子さんとあの方とあの方の関係性も面白く、おおっこれは今後もきっと何かが起きるはず!

楽しすぎて一気読みでした!

 

ミステリーの方は、オオカミ男という奇妙な設定でどう決着を付けるんだろう?と興味深かったのですが、そうくるか!って感じでした!

森博嗣先生は本当に視野が広く、突拍子のない事が連なっている様でうまく繋げてきますね〜…

まとめ

キャラの関係性が深まってくる事によって会話の応酬がどんどん面白くなってきてます!もうセリフのやりとりだけで成立しちゃってる!

 

これは今後更に面白くなっていきそうな予感!

もう早く続きが読みたくて徹夜するか、仕事をほっぽり出しそうです^^;

 

森先生のミステリーシリーズは、以前ご紹介したXシリーズもオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

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個性的なキャラクターが活躍するミステリーシリーズがお好きな方

森先生のファンの方

ご高齢の大家さんと一つ屋根の下で暮らす事になった、お笑い芸人…「大家さんと僕」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

最近エッセイを色々読んでおりますが、その中でもあまり手を出さないのがコミックエッセイ。

だけど、何だか気になる作品を見つけてしまいましたので読んでみました!

 

お笑い芸人カラテカ矢部太郎さんが、高齢の大家さんと一つ屋根の下?で暮らしたほのぼの心温まる日々を綴った心温まる作品でした☆

「大家さんと僕」 矢部太郎(著) 新潮社

内容

矢部さんが元二世帯住宅で、一軒家の中で大家さんと共に暮らした記録。

優しいタッチの絵、大家さんの可愛らしさ、そして抗えない年齢による衰え…

心が温まるコミックエッセイ。

とても優しい気持ちになれました☆

カラテカ矢部太郎さんは存じ上げてましたが、絵も書かれていたとは知りませんでした。

レコーダーが壊れて2年半、テレビ線が切れてもうじき一年ってくらいテレビから離れてますが、それでもまったく苦にならない私はお笑いもあまり見ていなく、矢部さんの漫才も多分見た事がないと思います。

 

そんな私がこの本を読んでみようと思ったのが、表紙の何だか可愛らしいおばあちゃん。この方が大家さんです。

可愛らしく、お上品で、たまに老いをネタにした笑っちゃいけない系のボケをかましてきたりして(笑)本当に愛おしいおばあちゃんです。

 

矢部さんの優しいタッチの絵も良い!4コマ風の絵割りで読みやすいし、普通の漫画と比べても文章少ないし、普段本を読まない方でも全然問題ナシ!

 

実はこのコミックエッセイ、続編があり、昨夜2冊連チャンで一気読みをしていて、そちらも読んでいるのですが、続編はマジでジーンと来ました…

 

高齢の大家さんと矢部さんの日々は、時を重ねていくにつれかけがえのないものとなっていきますが、二人に残された時間はそう長くはないのは誰にでも分かる事。

 

上品で、新宿伊勢丹がお気に入りで、戦争体験がどうしても心に残っている大家さん。

矢部さんは大家さんとまるで親子の様な、孫の様な、友達の様な、不思議な関係を結んでゆきます。

 

これはぜひ、続編含めて読んでいただきたい作品でした☆

まとめ

カラテカ矢部太郎さんがご年配の大家さんと一つ屋根の下で暮らしたかけがえのない記録で、ぜひ続編含めて読んでいただきたい作品です!

そんなに文字は詰まっていないので、早い人なら、続編含めても1時間くらいで読めちゃうんじゃないかと思います^ ^

 

後日、続編の記事も出しますので、そちらを見てからでもぜひご検討ください!

また機会があったら矢部さんのコミックエッセイを読んでみたいなと思いました☆

 

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ほのぼのとするコミックエッセイをお探しの方

矢部さんのファンの方

親友が、脱獄犯と島を抜け出して…「ひきなみ」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

久しぶりに千早茜先生の作品を読ませて頂きましたので、ご紹介させていただきます!

今回は千早先生ビギナーの方にも読みやすい感じの作品でした☆

「ひきなみ」 千早茜(著) KADOKAWA

あらすじ

小学生の葉は、親の都合で瀬戸内の母の実家に預けられる。

葉はそこで、真以と出会う。

真以の一家はなぜだか蔑まれており、やがて真以は脱獄犯の男と共に島を抜け出して…

いつもより情念薄めで、男性でも読みやすいと思う!

天下一品はこってり派の私。しかし、あっさりでも十分こってりなので、初めましての方でいきなりこってりは怖いよなぁ〜という方も多いはず!

本作は、その点、千早先生の持ち味であり好みが分かれるところでもある情念の描き方はあっさりめで、千早先生ビギナーでも読みやすい!

 

あっさりだけど、まったく無いというわけではなく、むしろ他の作家さんからしたら多め。

なので、もちろん千早先生が好きな方でも満足できる感じ!

ただ、第二部は女性特有のハラスメントを描いている部分もあり、そこは今までの千早先生の女性の描き方とは異なっているので好みは分かれるかも。

 

青春物っていう感じではないけど、前半は瀬戸内の島を舞台にしているだけあってどこか爽やかさもあり、息苦しくはない。

 

第一部、島を舞台にした小学〜中学時代を描く。

第二部、ある出来事が起こった後の大人時代。

 

という構成で、何となくですけど構成だけなら「流浪の月」に近しい部分がある様な気がしました。

本作が好きだよ〜という方は、「流浪の月」もたぶん好きな感じじゃないかな〜と思います☆

chiwawatan.hatenablog.com

まとめ

通常よりも爽やかさあり、情念は少なめというかなり読みやすいタイプの作品ですので、千早先生ビギナーの方にはオススメです!

 

本作を読んでもっと女性の情念を描いた作品が読みたい!となった場合は、直木賞を受賞した下記の作品を読む事をオススメいたします☆

chiwawatan.hatenablog.com

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「流浪の月」の構成が好きな方

千早先生のファンの方

長編ファンタジーとノマドワーカーになるという決意「ポーの話」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

工事の騒音がひどく、日中の仕事が難しい日があるから原付を買って外に仕事場を探すという計画を話させて頂きましたが、騒音の原因が判明!

 

なんと今住んでいる家の手を伸ばせばすぐ届くくらいすぐ横にバイパスが通る為、立ち退きで周囲の家を建て壊していたり、その反対にバイパスに合わせてその周りに家を建てまくっているという事でした!

 

しかも、この工事の計画は何と50年くらい前から進行していたとの事でそれにもびっくり!何でそんなに遅れたのか何がなんだか分かりませんが、織田信長の時代は人間五十年と言われていたくらい…

何だか途方もない時の流れを感じますね…

 

来年の春くらいに家の裏の土地が買い上げられるらしく、その後に工事なので完成するのはまだまだ先。そして結構な長さのバイパスなんで、お尻の方である私の家の周囲がこんな感じで超スローペースですが、頭の方である隣の隣の隣の町の方に住んでいる人らはそんなバイパスができるという話すら知らないくらいなんで、おそらく立ち退きはまだまだ進んでいない。

 

50年経ってもこんな感じなんで、いつ完成するのか想像も付かない。

こっからもう10年、20年くらい掛かっても全然不思議じゃない(笑)

なんか道路工事って途方もない…なんだか興味を持ってしまったので、今やってる島原の乱関係の仕事がひと段落したら、道路関係の本もちょっと読んでみたいと思いました!

 

車が通るのはまだまだ先の話だと思いますが、そんなビックな道路が家の横を通るなら、今みたいに昼は騒音をやり過ごして夜に全てを懸ける!という技が通用しなくなるかもなので、本格的に仕事場を探さなければなりませんね…

車に乗る人にとっては便利になるんでしょうが、孤独と静寂が必須なしがない物書きにとっては死活問題です( ;  ; )

 

とりあえず、原付を買うか買わないかしっかり考えて、ノマドワークに関しても調べたいと思います(^◇^;)

 

さて本題はファンタジー作品。

先日読んだ「トリツカレ男」が早くも、ちわぷ〜オブザイヤーにノミネートレベルでメチャクチャ面白かったので、また同じ作者の作品を読んでみました☆

「ポーの話」 いしいしんじ(著) 新潮社

あらすじ

あまたの橋が架かり、泥の川が流れる町。

岸辺に住み着いている、うなぎ女に育てられたポーは、盗人メリーゴーラウンドと出会い…

 

大人になるって長編ファンタジーを読む体力が無くなる事なのかも知れない

そんな事をひしひしと思ってしまいました。たぶんハリーポッターとかロードオブザリングなんてもう絶対に読む事はできない…

大人になって現実で擦れてしまったからか、ファンタジーの時間に長く浸る事ができなくなってしまった様です。

 

いしい先生の特徴なのか、ファンタジー的な世界観でもけっこう現実的なのですが、それでも厳しくなってしまうのだから私は本当にファンタジーが苦手なのかも知れない…

 

今回の作品は「トリツカレ男」と違い長編。途中までは面白かったのですが、どうしても中盤くらいからシンドくなってしまい没頭する事ができませんでした…

もっと若い頃にこの作品と出会いたかった(><)

 

これからはファンタジー要素のある作品は、長編は避けようかなぁと思ってます。

まとめ

私は長編ファンタジー自体が苦手な様なので参考にならないかも知れませんが、気になった方でファンタジー長くても全然大丈夫!って方は是非トライしてみてください!

 

私の様に長編は苦手だけど、たまにはファンタジーを読みたい!という方は、下記の以前取り上げたいしい先生の作品はサクサク読めて読みやすいので、是非記事を読んでみてください☆

chiwawatan.hatenablog.com

 

良い作家さんだと思いますので、あまり長くない作品があればまた読んでみたいと思います☆

 

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長編ファンタジーがお好きな方

いしい先生のファンの方

まさか、音楽劇サザエさんが存在したとは…「仕事、三谷幸喜の」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

ゴッドタンPの佐久間さんがダヴィンチでオススメしていたので先日読んだ三谷幸喜さん関連の書籍。

それが非常に面白く、佐久間Pが三谷幸喜さん関連でもう一冊挙げておりましたので、そちらも読んでみました☆

「仕事、三谷幸喜の」 三谷幸喜(著) KADOKAWA

内容

デビュー前からの学生時代の作品から、1作ずつ創作を振り返ってゆく。

濃ゆ過ぎる三谷幸喜の作家人生!

学芸会の時に書いたという作品から一つずつ振り返ってゆく本書。

こうしてみると世に広く知られている作品というのは本当に氷山の一角で、一見順風満帆に見えても波瀾万丈な作家人生を歩んでいる様に思う三谷さん。

 

本書とこの間のものを読むまでは全然知らなかったのですが、三谷さんはそもそも放送作家だったらしく、同じ大学だったり、キャリアでいえばクドカンに似ているところがある印象。

 

サンシャインボーイズも存在は知ってて、DVD化された3作は見た事があるのですが、その成り立ちはまったく知らなかったので面白かったです!

 

過去作で見たい作品はいっぱいあったけど、一番は、音楽劇サザエさんw

あのタラちゃんマッチョ事件の後にもサザエさんに関わっていたとは…(詳しくは下記の以前取り上げた際の記事を読んでみてください!)

chiwawatan.hatenablog.com

まとめ

学芸会レベルのデビュー作から1点ずつ作品を振り返ってくれるファンには堪らない一冊!

 

三谷さんの作品がお好きな方は、是非チェックしてみてください!

本当に佐久間Pのオススメにハズレはナシ!

 

佐久間Pのオススメは、以前ご紹介したこちらの漫画もオススメです!

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三谷幸喜さんのファンの方

【ゴッドタンの佐久間Pオススメ本!】ポリンキー、バザールでござーるなどの超ヒットメーカー!「佐藤雅彦全仕事」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

たまに読んでしまうダヴィンチ。

先週読んだ号に、近々引退される放送作家鈴木おさむさんの特集があり、そこで佐久間Pが登場しておりました。

 

そこで佐久間Pのオススメ本として紹介されていたのが本書。

私は存じ上げていなかったのですが、その仕事の数々はおおっ!?となるものばかりで、アラサー以上の日本国民なら絶対みんな知っている!

 

だんご三兄弟ポリンキーバザールでござーる、ドンタコス、などなど…

超ヒットメーカーの映像作家、佐藤雅彦さんの仕事ぶりを絵コンテなどと共にまとめた一冊をご紹介いたします!

 

なお、全仕事とは銘打っているものの、本書は出版が古いため最近の物は載っていないのでお気をつけください。

しかし、それにしても読み応えある一冊でした!

佐藤雅彦全仕事」 

内容

数々のヒットを飛ばしたヒットメーカー佐藤雅彦の仕事ぶりをまとめた一冊。

ポリンキーバザールでござーる誕生の裏側、着想、ヒットを生み出す思考などなど、

その思考回路は一般サラリーマンにも勉強になり、そしてアラサー以上の方々は懐かしすぎる作品の数々!

そもそも懐かしすぎてエモすぎる

年代で言うと、大体の作品が私より少し上目。上目のアラサーくらいからは、本書で取り上げられている作品をリアルタイムで見ていたのではないでしょうか。

私がリアルタイムで見たCMは半分くらいかな?

 

とはいえ、当時はビデオテープの時代。

年上の従兄弟から、低学年向けアニメを録画していたビデオをお下がりで色々と譲り受けて見ていて、ビデオテープってCM飛ばすの面倒臭いし、テープが痛んだらアウトなんでとりあえずCMもそのまま見ちゃうんですよね〜

 

てなわけで、本書で取り上げられているものの大半はテレビ画面で見ていたので、エモ過ぎました☆

もう、懐かしすぎて懐かしすぎて…

 

読み終わった後、佐藤さん全く関係ないけど、中井貴一さんのミキプルーンのCMが無性に見たくなって夢にまで出てきました(笑)

 

エモさを感じつつ、佐藤氏の仕事ぶりの解説を読むと、短いCMに込められた様々な計算に驚愕。

バザールでござーるのキャラとしての使い勝手の良さ、ポリンキーというシンプルなのに超かわいいキャラクター。

 

JR東日本の中吊り広告は、まさにあの時代の東京を切り取った写真。

山手線が一両増えて混雑が少しマシになった、的なコピーの船と電車と橋の写真。

なんで東京の写真なのにこんなに懐かしい気持ちになるのだろうと感動。

なんか時代の匂いが切り取られてる。

 

電車内の中吊り広告で小説を連載しようという試みまでしていた様で、吉本ばなな先生の物が載ってました!

続きはまた来週、中吊り広告にて、みたいな仕掛け。

こんなの、今あったら毎週これだけを読むために電車に乗ってしまうじゃない!

 

懐かしく、そしてヒットメーカーの思考に触れる事ができて、とても勉強になる一冊でした☆

まとめ

ゴッドタンPの佐久間さんが、最近発売したダヴィンチで紹介していたオススメ本。

 

リエーターはもちろん、ビジネスマン、そしてアラフォー寄りのアラサー以上(もうアラフォーで良いか笑)は懐かしい作品ばかりですので、特に作品の裏側に興味が無くとも懐かしい気持ちで一杯になる一冊!

 

またまた佐久間Pのオススメは大当たりでした☆

三谷幸喜さんの本もオススメなさっていたので、そちらも読みたいと思います(^ ^)

 

佐久間Pのオススメ書籍は、以前ご紹介したこちらのマンガもオススメです☆

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こんな人にオススメ

ヒットメーカーの思考を知りたい方

佐久間Pのオススメに信用を持っている方

避暑地に漂う、きな臭さと阿漕荘の香り…「人形式モナリザ」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

気づけば600記事を突破して、たぶんこれは620記事めくらいの投稿…

長く続けて来れて読んで頂いている方に感謝ですm(_ _)m

 

先日より読み始めた森博嗣先生のミステリーシリーズ、Vシリーズ!

傑作シリーズな匂いが既にぷんぷん漂っております!

 

本作はシリーズ2作目になりますので、まだ「黒猫の三角」が未読だよ〜という方は、以前ご紹介したこちらの記事よりお読み頂けますと幸いですm(_ _)m

chiwawatan.hatenablog.com

人形式モナリザ」 森博嗣(著) 講談社 

あらすじ

舞台は蓼科にある、人形の館。阿漕荘の面々は避暑地にいた。

舞台上で乙女文楽の演者が謎の死を遂げて…

避暑地に漂う、阿漕荘の空気感!

前作含めネタバレなしでいかせてもらうので多少意味がわからないかと思いますが、滑り出しから色々衝撃的な作品で最後まで目が離せませんでした!

 

前作最後ああなり、そして今作からこうなり…

シリーズ1作目からそんな事しちゃうの!?と驚いてからの2作目だったのですが、

阿漕荘という魅力的な舞台設定を放棄して、2作目にして早くも避暑地に向かってる(笑)

 

なんとなくこういう環境を変えるのって、ある程度シリーズが出来上がってきてからか、さもなくばマンネリ化した時の様な気がしますが、避暑地に行っても阿漕荘の空気感が漂ってきてる(笑)

 

森先生の着想はやっぱり好きだし、キャラクターが本当にイキイキしていて好きだな〜と思いました!

 

ミステリーの方は、乙女文楽という変わった題材。

メチャクチャ凝った謎ではないのですが、そこに不可解な悪魔的な何かが関わることによって独特のきな臭さが避暑地に漂ってきて、それなのに阿漕荘の匂いも混じって来る(笑)

 

なんとも言えないハーモニーで、森先生の世界観は好きだな〜と思いました☆

まとめ

シリーズ2作目にして避暑地に旅立ってますが、ご安心ください!

メチャクチャ面白いシリーズです!

 

面白すぎて返す刀で既に3作目を読み始めており、ここ最近エッセイ含め森先生の作品しか読んでおらず、今はまだ書き溜めた記事があるので最低限のレパートリーを保ててますが、そのうち森博嗣専用ブログにならないか不安になってます(笑)

 

森先生のミステリーシリーズは、以前ご紹介したXシリーズもオススメです☆

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こんな人にオススメ

個性的なキャラクターが活躍するミステリーシリーズを読みたい方

森先生のファンの方