こんばんは、ちわぷ〜です!
日中は暖かい日もありますが、だいぶ冷え込んできましたね〜
今年は新しいコートを買おうと思っているので、どんな色のものにしようかワクワクしながら考えています!
予算的にユニクロかジーユーの二択ですが、けっこうオシャレな物もあるんで助かってます(^ ^)
そんな感じで、どんな色のコートを買おうかワクワクしていたら、ぜひオススメしたい本を思い出したので、ご紹介させていただきます☆
「雲を紡ぐ」伊吹有喜(著) 文藝春秋
あらすじ
いじめが原因で学校に行けなくなってしまった高校二年生の美緒の心の拠り所になっていたのは、祖父母が美緒が生まれた時に作ってくれた、ホームスパンの真っ赤なショール。
それを高校生になってからも大切に持っていた。
しかし、美緒に前に進んで欲しいと願う母とショールの事で仲違いをしてしまい、美緒は盛岡で工房を営んでいる祖父を頼って家出する。
羊毛を手仕事で染めて紡いで織る祖父の姿を見て、美緒はホームスパンに興味を持ち、今度は自分の手で一からショールを織る事になった。
しかし、肝心の色が決まらず、美緒は悩んでしまう。
祖父母は美緒の幸せを願って赤いショールを作ってくれた。
どんな色に、どんな願いを託したら良いのだろう…
盛岡で紡がれる優しさに満ちた物語
オシャレに疎く、本作を読むまでホームスパンという物をよく知らなかったのですが、その素朴ながらも奥深い文化に感動しました!
本作では完成までの細かい工程が丁寧に説明されており、手作業でこだわり抜く職人の姿が描かれています。
いつか盛岡に行った際には工房に立ち寄り、何か作って頂きたいな〜と思いました(^ ^)
また、盛岡の文化や地元民じゃないと知らないであろう美味しい物などの情報もあり、
いつか盛岡に行ってみたいと思っていたので興味深かったです!
本作に出てきたお店は食べログでお気に入り登録してあるので、盛岡に行った際は寄ってみようと思ってます^ ^
これから盛岡に行く予定があるという方にもオススメの作品です☆
まとめ
職人である無骨な祖父と赤ん坊の頃に会ったっきりの高校生の孫娘という組み合わせもスゴく良くて、祖父を通して今まであまり話さなかった父の事を知ってゆき成長してゆく美緒の姿が微笑ましかったです^ ^
ホームスパンを通して高校生の美緒が成長してゆく物語であり、家族の再生の物語でもあります。
優しく寄り添ってくれる様な物語で、人生の岐路で迷ってしまっている方にもオススメできる作品でした^ ^
伊吹先生の作品は、過去に取り上げたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
優しい気持ちになれる物語をお探しの方
ホームスパンに興味がある方
「犬がいた季節」など、伊吹先生のファンの方
岩手県を舞台にした作品を読みたい方