「メグル」乾ルカ(著) 東京創元社
あらすじ
学生達に不思議なアルバイトを紹介する女性大学職員のユウキ。
「あなたはこれよ。断らないでね」と、彼女は有無を言わせぬ圧力で学生達にアルバイトを紹介する。
健二は高額のアルバイトを紹介され詳しい内容も知らされぬまま、目的地へと連れてゆかれる。そこはお寺で、健二の仕事は遺体となった老婆と共に一晩、手を繋ぐ事だった…(「ヒカレル」)
上記含め全5作の短編を収録。
女性大学職員が紹介する不思議なアルバイト
影のある不思議な女性職員が奨める不思議なアルバイトの数々…
私は個人的に一本目の「ヒカレル」の物語の入り方が好きでした!
ちょっとホラーより?のファンタジー要素も入ってくるんですが、ちゃんと人の心の機微を描いているのでぶっ飛んでいるという印象もなく、読み終わった後は優しい気持ちになれる、余韻に浸れる作品でした!
まとめ
ユウキのミステリアスなキャラクターが活きて、一つ一つの作品の導入部から物語の世界観に没頭できました!
そこまでホラー要素は強くないけど、たぶん「世にも奇妙な物語」が好きな人だったらハマりそうな雰囲気の短編集で、秋の夜長にぴったりな作品でした☆
もちろん全てがファンタジーではなく、5作それぞれ違ったテイストで緩急がついているので飽きる事もありませんよ^ ^
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こんな人にオススメ
不思議な余韻の残る短編集をお探しの方
乾先生のファンの方
ファンタジー要素の入った作品を読みたい方
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