こんにちは、ちわぷ〜です!
本日はここ最近は古代ネタが続いていたので、なんだか久しぶりな気持ちの小説のご紹介。
青春×ホラーという、森見登美彦先生の新境地開拓の作品です☆
「夜行」 森見登美彦(著) 小学館
あらすじ
10年前の鞍馬の火祭りの日、女子学生の長谷川さんが消えた。
10年後、6人は再び学生時代を過ごした京都へ戻ってくる。
それぞれ、旅先で「夜行」という名の絵と出会っていて…
森見登美彦の名前でなければ満足できたと思う
森見先生大好きな私。早くも一年の後半に差し掛かり、毎年年末発表の今年のベスト5の暫定ノミネート表を作ったところ、真っ先にそこに挙げるくらいに森見先生が好き。
今回は、青春×ホラーという煽り文句を見て興味を持ち、レビューを見たところそこまでホラー感は無さそうだったので読んでみる事に。
森見先生のあの独特な文体とホラーが融合してどんな味わいになるのか、非常に興味がありました。
京都も舞台だけど、内容的に他の観光地もたくさん出てくる内容で、なんとなく森見ファン的にはやはり京都を舞台にした作品が読みたいので今まで敬遠してましたが、今年の頭に読んだ能登がメイン舞台の「恋文の技術」がメチャクチャ面白かったので、今回はそこは気にせずに手に取りました!
結論から言うと面白かったんですけど、期待していた森見節は封印といった感じ。
あの独特な言い回しはなく、普通の文章という感じ。
森見登美彦の名前が無ければ満足して終えたと思いますが、やはり森見先生にはコミカルな文章を期待してしまう。
ファンとしてはそこがちょっと残念ですが、改めて森見先生の筆力は感じ、あの独特な言い回しが無くとも、ちゃんと読ませてくる辺りさすが。
とはいえ、やはり森見先生にはあの独特な文体を期待してしまう。
一冊影を潜められると、あの独特な文体をたまらなく求めてしまう。
次回は、あの独特な文体の作品を読もう!
あの独特な文体、というフレーズを使いたいだけのブログみたいになってしまってるけど、あの独特な文体って、あの独特な文体としか言えない文章ですよね?
あの独特な文体って、どれだけ言うねん(笑)
まとめ
青春×ホラーの森見登美彦先生の新境地!
あの独特な文体は封印されてますが、さすがに文章が上手いので、熱烈な森見ファンはチェックの価値アリだと思います☆
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こんな人にオススメ
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