こんにちは、ちわぷ〜です!
大した事はできない弱小ブログなので残念ながら何か石川県の為になる事をするのは難しいのですが、せめて石川県にまつわる小説をご紹介していこう!
という取り組みです!
それで石川県にまつわる小説を探していたところ、好きな作家さんの一人である森見先生が、初期の方に能登半島を題材にした小説を書いている事を知り、読んでみました☆
「恋文の技術」 森見登美彦(著) ポプラ社
あらすじ
京都の大学院から能登半島のクラゲ研究所に飛ばされた主人公。
遠く能登半島から、恋に迷う親友、意地悪な女帝、受験生の妹、果ては森見登美彦と文通をしていく。
手紙だけで進行する半年の文通記録!
初期にこんな面白い作品があったとは!完全に見逃してました。
手紙で進行する物語は、「あとは切手を、一枚貼るだけ」を取り上げた事がありましたが、あちらはお互いの手紙が交互に読める形。
本作に関しては、一部主人公以外の手紙も挟まるのですが、ほぼ全て主人公の手紙だけで進行してゆき、相手からの手紙は一切読めない仕様。
しかし、それなのに何故だか相手の手紙の文面が思い浮かんでくる、森見先生の独創的な書き方!
そして何と何と、主人公が森見先生と文通し始めちゃうという不思議な展開!
それを自分で書いている時、森見先生は一体何を思っていたのでしょう(笑)
そして、金沢は行った事がありますが、能登半島は行った事がなくどんなところか分かりませんでしたが、主人公の手紙から能登半島の空気感までが浮かび上がってくる。
天狗ハムという物がチョイチョイ登場して、調べてみたら実在するらしく、しかもたまに仕事で通りかかるところに営業所があるらしい!(多分、商品も買えると思う)
天狗ハム、絶対食べたい!たぶん四月とかになっちゃうかもだけど、また仕事で近くに行ったら是非営業所に行ってみよう!
と思っていたところ、そういえば電氣ブラン飲みたいと思っていたけど飲んだ事なかったな〜とか、赤玉ワインは美味しかった記憶があるけど正式名称なんだっけ?とか、森見作品に今まで出てきた飲食物の記憶が蘇ってきました!
森見先生が作中で描く飲食物は印象的なので一度は自分も体験してみたくなりますね
(^ ^)天狗ハムを食べる事で、少しでも能登半島を応援できればと思います!
作風は真逆ですけど、手紙で進行する物語に興味がある方は以前オススメしたこちらの作品も是非オススメです☆
まとめ
森見先生の初期の作品ですが、森見ワールドは健在!
隠れた傑作で読んで満足でした^^
京都ばかりの作品を書かれている森見先生ですが、今作は能登半島と京都、半々といった感じでそれも珍しい!
天狗ハムが食べたくなり過ぎて、思わず昨日の夕食はお歳暮にもらった別のハムに齧り付いてしまいました!
別にハムはストーリー上、重要な存在ではないんですけどね^^;
ハムの用意(できれば天狗ハム)を忘れずに、是非とも皆さんも読んでみてくださ〜い☆
森見先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
手紙だけで進行する物語に興味のある方
能登半島を舞台にした小説を読んでみたい方
森見先生のファンの方