こんにちは、ちわぷ〜です!
最近ハマっている千早茜先生がスイーツを題材にした作品を書かれている事を知り、読んでみましたのでご紹介させていただきます☆
「西洋菓子店 プティ・フール」 千早茜(著) 文藝春秋
あらすじ
下町の昔ながらの西洋菓子店プティ・フールはおじいちゃんとおばあちゃん、そしておじいちゃんの弟子である孫の亜樹が切り盛りしている。
プティ・フールにまつわる人々が織りなす連作短編集。
思い出は私だけの宝物
おじいちゃんと孫が切り盛りする西洋菓子店が舞台なんて、もう絶対ハートフル!
…と、単純にいかない辺りが千早先生の千早先生たる所以ですね^ ^
ところどころ、きちんと毒も効いてます!各登場人物それぞれ、良い意味で自己中心的なところもあって、物語自体は大きなうねりはないのですが、人間がちゃんと描かれているので惹きつけられるものがありました!
それでいて各話最後にはふっとなんだか心が軽くなる不思議な感覚。
この作品、好きだわ〜と思いました!
おじいちゃんがとにかく良いですね!ほっこり癒されます^ ^
一番好きな部分は、亜樹が主人公の1話目の最後のページ、思い出は私だけの宝物というくだり。
ストーリー自体はそこまで強烈なものはなかったのですが、最後のくだりが千早先生らしい解釈で描かれており、おおっ!となって、そこからは一気に引き込まれました☆
まとめ
洋菓子店を舞台に描かれた連作短編集で、心癒されるながらもところどころに千早先生らしい毒気も入り込んだ、秀逸な作品です!
千早先生の中では読みやすい部類の作品だと思いますので、初めて千早作品を読まれる方にもオススメの作品でした☆
千早先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もお薦めです☆
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こんな人にオススメ
洋菓子店を舞台にした作品をお探しの方
心癒されつつも、ところどころで毒気を感じたい方
千早先生のファンの方