こんばんは、ちわぷ〜です!
すっかり読書好きの間で定着した本屋大賞。
大賞受賞作の多くは映画化され話題になるので、芥川賞や直木賞と同じくらい影響力のある賞と言っても、もはや過言ではないと思います!
読みやすい作品が多いので、私も毎年ノミネートされた作品はなるべく読もうと思ってます^ ^
そんな本屋大賞がこれだけ定着したのも、この作品があったからかも知れません。
本日は、第1回本屋大賞受賞作をご紹介させていただきます☆
「博士の愛した数式」小川洋子(著) 新潮社
あらすじ
28才のシングルマザーの”私”は、家政婦として数学者の博士の元に通う事になる。
その博士は、80分しか記憶が持たなかった。
毎日、初対面の家政婦として博士と接する”私”だったが、ある日博士が”私”に10才の子供がいる事を知り、ひとりぼっちで家に残すのは可哀想だと、家政婦の仕事に息子を連れて来る様に言う。
”私”の子供にルートというあだ名を付け、三人で過ごす日々はかけがえのないものとなってゆく…
寺尾聰、深津絵里、吉岡秀隆出演で映画化!
あの黒澤明監督に師事し、「阿弥陀堂だより」などを監督した小泉監督によって映画化されましたが、原作のイメージを壊さない形で、小泉監督ならではの映像美によって美しく描かれていて、原作ファンも納得の出来になっていると思います!
黒澤明作品のカメラマンが撮影しているだけあって、ゆったりと落ち着いたカット割りで、物語の世界に没頭できました!
原作と違う点としては、大人になり数学教師となったルートが、授業で博士との思い出を語り、少年時代を回想するといった構成になっているので、原作を読んだ方でも新鮮な気持ちで楽しめるんじゃないかな〜と思います^ ^
数学ネタも、授業形式でルート先生が説明してくれているので非常に分かりやすいです☆
まとめ
本屋大賞最初の大賞受賞作にして、歴代受賞作品の中でも屈指の名作です!
博士と”私”とルートが過ごす日々、小川先生の優しい言葉に心が洗われてゆくこと間違いなしです^ ^
数学ネタも分かりやすく数学が苦手な私でも問題なかったので、安心して本を開いてみてください☆
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こんな人にオススメ
心に染み渡る名作を読みたい方
歴代の本屋大賞受賞作が好きな方
寺尾聰さんや深津絵里さん、吉岡秀隆さんなど映画版出演者のファンの方
小川洋子先生のファンの方