こんにちは、ちわぷ〜です!
今日は私にとっては珍しい外国の作品。
いつもブログを拝見させて頂いている方が取り上げてらっしゃって、とても気になるストーリーだったので便乗して読んでみました☆
「神さまの貨物」 ジャン=クロード・グランベール(著)ポプラ社
あらすじ
フランスの暗い森に住む木こりの老夫婦は子供に恵まれなかった。
ある日、木こりの奥さんは電車から投げ捨てられた赤ん坊を拾う。
それは、収容所に向かうユダヤ人の子供だった…
童話テイストだからヘビーな題材も読みやすい
語り口が完全に昔話なのですが、語られている事は第二次世界大戦中のユダヤ人虐殺というかなりヘビーな事。フランスでもあったとは知りませんでした。
この著者のことは知らなかったのですが、フランスでは超有名作家の様で、
著者の父、祖父もユダヤ人で、書くべきして書いた作品な様な気がします。
ユダヤ人虐殺の悲惨さがピックアップされがちですが、著者が一番描きたかったのは人々の愛情というものの様に感じました。
何となくですけど、「ライフ・イズ・ビューティフル」を思い出しました。
赤ん坊を拾った木こり夫婦の物語を主軸に、その子の本当の父親のエピソードが挟まれる構成。ベテラン作家でありながら、短いストーリーの隅々に熱量のこもった物語。
今年トップレベルで好きな作品でした☆
まとめ
ヘビーな題材ですが、童話テイストで読みやすいので是非お気軽に手に取ってみてください!
そこまで長い作品ではないので、半日も掛からないと思います!
非常に良かったのでこの著者の作品はまた読んでみたいです☆
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こんな人にオススメ
心洗われる物語を読みたい方
ジャンさんのファンの方