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こんばんは、ちわぷ〜です🐶
今日は今のキャッシュレスの世の中で読むと更に味わい深い、宮部みゆきさんの名作をご紹介いたします✨
「火車」宮部みゆき(著)新潮社
あらすじ
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて、彼の婚約者で失踪した関根彰子を捜す事になる。
しかし、徹底的に足取りを消していた関根彰子にはなかなか辿り着けない。なぜ、彰子は姿をくらませなければならなかったのか?
カード会社、借金、自己破産…
関根彰子とは、一体何者なのだろうか…
宮部みゆきの初期の代表作
今や押しも押されぬ大作家の宮部みゆき先生の初期に書かれた代表作になります!
二度のドラマ化、韓国で映画化と映像化もされているので、そちらを観て知っている方も多い作品ではないでしょうか?
今回、改めて調べ直して初めて知ったのですが、宮部先生は法律事務所で事務員として働かれていた時期があり、その経験が本作に活きているとの事。
社会で働いていた時期のバックグラウンドが、宮部先生の作品のリアリティを支えているのですね!
今の世の中では他人事とは思えないカードローン破産
事の発端は関根彰子がクレジットカードを作ろうとした事から始まります。
執筆当時は、恐らくクレジットカードに触れたミステリー作品は少なかったと思いますが、今のキャッシュレスの時代、現金に触れる機会が減った分、お金の実感が薄れている様な気がします。
リボ払いが積りに積もって自己破産してしまう方もいらっしゃるとか…
(リボ払いはもちろん便利な機能なのですが…)
少し前の作品ではありますが、本作のテーマになっている問題は、今の時代だからこそより重みを増している様な気がします。
以前に読まれた方でも、今もう一度読み返すと、より深々と突き刺さるものがあるかも知れませんね。
まとめ
トリックも秀逸で長く愛され続けてきた作品です。
キャッシュレスの時代にもう一度お金について考え直す良いきっかけになる作品なのでは?と思います。
こんな人にオススメ
本格的なミステリー小説を読みたい方
宮部みゆき先生のファンで初期の作品も読んでみたい方
だいぶ昔に読んだけど、キャッシュレスの時代に改めて読み直したい方