こんばんは、ちわぷ〜です!
突然ですが、皆さんが読書が好きになったきっかけの作品ってあるでしょうか?
本日ご紹介させて頂くのは、私が読書好きとなった原点とも言うべき作品です!
あの村上春樹先生のデビュー作になります☆
「風の歌を聴け」村上春樹(著) 講談社
あらすじ
1970年の夏。帰省した”僕”は悪友の”鼠”と過ごしていた。
ある日、僕は行きつけのバーで女の子と出会う。
その女の子は手の指が4本しかなかった…
本書と出会ったきっかけ
当時学生で、映画にのめり込んでいて読書はそこまでしていなかった私が本作を手に取るきっかけとなったのは、当時村上先生の「1Q84」が発売され、メチャクチャ宣伝されていて読んでみたい!と思ったからでした!
しかし、大学の図書館では予約待ちでいつ回ってくるかも分からない状況で、当時貧乏学生だったのでハードカバーの本を買う事もできず…
どうしよう?と思って本棚を眺めていたところ、村上先生の過去作だったらすぐ借りられちゃうじゃん!とひらめいて、なんとなくタイトルに惹かれてこの作品を手に取りました!
そして衝撃的に面白くて…
これ以上に面白い青春ものって未だに出会えてないかもしれません。
いや、一生出会えないかも…
思い出補正もあるかもですが、村上先生の作品でダントツに好きな作品です☆
あの村上春樹の鮮烈デビュー作
本作でデビューした村上先生ですが、デビュー作とは思えない文章力で、40年経った今でも色褪せず古臭い印象はありません!
奥行きのある美しい言葉で綴られる物語は、その後の村上作品の世界観を思わせるものがあります。名実ともに村上作品の原点とも言うべき作品です(^ ^)
作品によっては、村上先生の独創的な世界観は好き嫌いが分かれる印象がありますが、
本作に関してはその心配はなく、幅広い方々に刺さる作品となってます。
30代以下の読書仲間の方とお話ししていると、村上先生の作品は当然の様に読破しているけれど、やはりリアルタイムで出版された作品しか読んでいなくて、「海辺のカフカ」以前の作品ってなかなか読まれていない印象です^^;
本作を含めた、いわゆる”鼠三部作”が好きな私にとっては勿体ない事です。
最近の村上作品のファンの方にも、ぜひ初期の名作を読んで頂きたいですし、
最近の村上作品の世界観に付いていけなかったという方にも強くオススメしたい作品です☆
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こんな人にオススメ
青春ものの名作を読みたい方
村上春樹先生のファンの方で初期の作品は未読の方