ちわぷ〜の書評ブログ🐶

アラサーの物書き愛犬家の書評ブログです🐶

ジャケ買いして出会った衝撃作「疾走」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

たま〜に、あらすじも見ずにジャケ買いをする事があるのですが、普段であれば絶対に選ばないであろう作品と出会えたりして自分の世界が広がってゆく感覚が面白いです☆

 

本日ご紹介するのは、学生の頃にジャケ買いした作品なのですが、上下巻並ぶとまるでムンクの叫びみたいな危機迫る物があって、お化け屋敷に飛び込む様な感覚で買った作品でした!

 

本作をきっかけに重松清先生という作家さんに出会え、ジャケ買いして良かったと思える作品でした☆

「疾走」重松清(著) KADOKAWA

あらすじ

西日本のとある町では、干拓地にできた集落”沖”とそれ以前からある集落”浜”に分かれ、”浜”の人々は”沖”に住む人々を侮蔑していた。

”浜”に暮らしている中学生のシュウジは、4つ上の兄シュウイチが好きだったが、シュウイチは引きこもる様になり、次第に荒れてゆく…

 

シュウジは”沖”にできた教会で、同い年の少女エリと出会う。

そんな中、”沖”で連続放火事件が起きて…

他の重松作品とは違う、ダークな世界観!

最近の作品ですと、以前ドラマ化され、今年映画化された「とんび」など、心温まる優しい世界観の作品の印象が強い重松先生ですが、本作は一味違います!

 

中学生を主人公に、救いがあるのかどうかさえ分からないダークな物語で、とことんやりきってます!

 

手越祐也さん主演で映画化もされているので観てみましたが、やはり全てを実写化するのは無理筋だった様で…

豊川悦司さんがメッチャカッコよかったり、映画には映画の良さがありました!)

 

それほど、原作では振り切って心の叫びを描き切っています!

何とも言えない胸に来る物がある作品でした!

まとめ

この作品から重松作品に入ったので、他の作品を読んだ時にあまりのギャップにひっくり返りそうになりました(笑)

 

「とんび」など、重松先生の温かい世界観の作品が好きな方も新鮮な気持ちで読めると思いますので、オススメ致します☆

 

みなさんも是非ジャケ買いをやってみてください^ ^

 

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こんな人にオススメ

思いっきり振り切った衝撃作を読みたい方

重松清先生のファンの方

手越祐也さんなど、映画版のファンの方