こんばんは、ちわぷ〜です!
「首ざむらい 世にも快奇な江戸物語」 由原かのん(著)文藝春秋
あらすじ
時は大坂夏の陣の直前。
小平太は武士の子でありながら貧しく、母は湯屋で働きながら小平太を育てた。
合戦が間近に迫り、小平太は母の頼みで大阪の叔父を迎えにゆく。
江戸から大阪への旅は、自らの出生の秘密を探す旅でもあった。
途中、小平太が出会ったのは、世にも奇妙な首だけになった侍だった…
(「首ざむらい」)
表題作含め、4本の短編を収録。
第99回オール讀物新人賞受賞作
数々の名作家を輩出してきた歴史ある新人賞。
今年受賞された由原先生は60歳を超える新人…
ですが、非常に若い完成の時代小説で、文章の完成度はとても新人のデビュー作とは思えないクオリティになっております!
時代小説が苦手な方でも読めそうな感じの軽い読み口と斬新な設定、それでいてちゃんと落ち着かせる部分は落ち着かせて感動を誘う…
本当は別名義で何冊か出版してるんじゃないの?
と疑いたくなるほどの筆力でした☆
まとめ
斬新な設定ときちんとまとまった読ませる文章が心地いい作品です!
これから活躍されそうな作家さんのデビュー作で一見の価値ありです!
時代小説が苦手な方でも大丈夫な分かりやすい設定になります(^^)
こんな人にオススメ
斬新な設定の時代小説を読みたい方
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