こんばんは、ちわぷ〜です!
本日は久しぶりに時代小説をご紹介させていただきます!
時代小説といっても歴史知識が必要ない非常に読みやすい作品なので、ご安心ください!
妻敵討ちという非常に変わった設定の作品になります☆
「風かおる」 葉室麟(著) 幻冬舎
あらすじ
鍼灸医の菜摘は、10年にも及ぶ”妻敵討ち”
(駆け落ちした奥さんと駆け落ち相手を斬る敵討ち)
を果たした義父の佐十郎と再会する。
しかし、佐十郎は病で先が短く、その上、果たし合いをすると言い始め…
果たし合えば必ず斬られるであろう義父を止めるため、菜摘は果たし合いの相手を探し始めるのだが…
読みやすい上に深い感動の葉室時代小説
葉室先生の作品は、基本的にそこまで歴史知識がなくても読めちゃうくらい分かりやすいのに、設定が非常に凝っていて深い感動が味わえるのが特徴です!
本作でいえば、妻敵討ちという一ひねりある設定。
日本人が大好きなモチーフである敵討ちですが、その相手が妻と駆け落ち相手となるとまた違った趣となります。
そして、鍼灸医が主人公で、義父の果たし相手を捜すという、良い塩梅で加えられているミステリー感。
こういったミステリー要素を加えようとすると、ミステリーに傾倒しがちで破綻してしまう作品もありますが、本筋は人情的な部分なので、それを邪魔せず引き立たせる様な本当に良いバランス。
流石に葉室先生の作品はバランスが良く、どの作品でも安心して手に取る事ができます☆
まとめ
なかなか他では読む事ができない、妻敵討ちといった設定の面白さと、王道の人情味がうまくマッチした良い作品です!
ミステリー風味もあり、中だるみする事なく最後まで楽しんで読む事ができました^^
時代小説初心者でもまったく問題なく、とても読みやすい文体なので、設定が気になった方は時代小説だと構えずに気楽に読んでみていただければと思います☆
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こんな人にオススメ
葉室先生のファンの方
変わった設定の時代小説を読みたい方