こんばんは、ちわぷ〜です!
ゴールデンウィークに読んだ作品紹介、トリを飾るのは直木賞作家である姫野カオルコ先生の作品です!
受賞したのは他の作品ですが、本作も直木賞候補作となっていました☆
「ツ、イ、ラ、ク」 姫野カオルコ(著) KADOKAWA
内容
閉鎖的な地方都市に暮らす少女たちの小学校〜中学校時代を描き、
少女から大人へと移り変わってゆく姿を描く群像劇。
今まで読んでこなかった姫野カオルコ作品
直木賞を受賞された作家さんで、評判の良い作家さんなのですが、今まで読んで来なかった姫野先生の作品。
いつか読みたいと思っていても、そのいつかって今じゃないんだよな〜みたいな感じで、何年も読まずにいました。
しかし、せっかくのゴールデンウィーク最終日。今まで読まず嫌いをしていた作品を読むにはこれ以上良い日はない!というわけで、読んでみました!
群像劇で、なかなか書きにくい内容の作品でもあり、説明が難しいのですが(汗)
どちらかというと女性向きの作品なのかな〜といった感じでした!
一番驚いたのは、姫野先生のユーモアセンス!
ちょいちょい入って来る例え話が秀逸過ぎて、良い塩梅にシュールで!
小学校低学年の女の戦いなのに、なんで新撰組で例えるのみたいな、
最初は何かの間違いかと目を疑ったのですが、それがもうジワって、ジワって(笑)
笑わせようというあざとさも感じず、少女の心の揺らぎをきちんと描いた上での事なので、これはなんかスゴイ!とびっくりしました!
恐らくは、緻密な計算の上に成り立っているであろう芸当で、唯一無二のセンスの良さを感じました☆
まとめ
直木賞受賞歴もある、実力派作家が描く、少女から大人へと移り変わる女性たちを描いた群像劇です。
ストーリー的には女性向けな様な気がしますが、上記のユーモアセンスは他じゃ味わえないものがあり、目の肥えた方にも通用するものがあると思います!
また、他の作品も読んでみようと思いました(^ ^)
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こんな人にオススメ
姫野先生のファンの方
成長してゆく少女の心の葛藤を描いた作品を読みたい方