こんばんは、ちわぷ〜です!
みなさん、花粉はもう大丈夫ですか〜?
なかなか花粉症が酷いのですが、それでも例年はゴールデンウィークくらいで治るのですが、今年に関しては薬を飲まないとまだ微妙にムズムズする様な気がします…
そんな時期はやはり読書が捗ります^_^
本日読んだ作品をご紹介いたします☆
「マイクロスパイ・アンサンブル」伊坂幸太郎(著) 幻冬舎
あらすじ
彼女に振られたばかりの社会人一年生の僕と、元いじめられっこのスパイ。
二人の人生が交差して描かれる。
心温まる、伊坂先生風の現代版おとぎ話。
何気なく染み渡る物語
本作は2、3ページごとに社会人の僕と元いじめられっこのスパイのストーリーが交互に描かれてゆくのですが、
社会人の方に関しては、社会に出たころの何気ない葛藤を描いていて、
そこだけを切り取ると物語にならないんじゃないかというくらい些細な部分だけど、みんなこういう事を感じてるよね〜という共感できる内容になってます!
一年ずつ年を取っていって、人間環境も少しずつ変わっていくのですが、描かれているのはやはり何気ない些細な事。
そんな現実的な描写が続いていくと、不思議な事にいつの間にか物語の世界に入り込んでしまうから、あら不思議。
スパイのストーリーに関しては、現実的な社会人の物語の対極にある、少しファンタジックな物語。
その方向性がまるっきり違う物語が2,3ページごとに交互に描かれているので、
まるで甘い物としょっぱい物を交互に食べている様な感覚で、サクサクと無限に読めてしまいます☆
まとめ
伊坂先生の作品の中では地味な風に映ってしまう作品かもしれませんが、作家の力量を感じさせる作品でした!
伊坂先生風の現代版おとぎ話は、現実的なんだけど、
魔法の力でなんとかしちゃえ!みたいなヤツではなくて、現実的に心救われる物語になってました(^^)
何気ない描写に心温まる物語でした!
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こんな人にオススメ
伊坂先生のファンの方
伊坂先生の描く現代版おとぎ話に興味のある方