ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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イケメン有能教師による血塗られた一夜が幕を上げる…「悪の教典」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

なぜでしょう、寒い冬は徹底的にダークなものを読みたくなる…

そんな気分で作品選びをしているところです。

 

私の様な方は少ないかと思いますが(笑)もし同じ様な気分の方がいらっしゃれば、今日オススメする作品はちょうど良いですよ〜☆

(この記事を書いていたのは昨年12月…あまりにも記事が溜まってしまった為タイムラグ発生中です笑)

悪の教典」 貴志祐介(著) 文藝春秋

あらすじ

ルックス抜群で有能な高校教師、蓮見聖司は生徒や保護者そして同僚を虜にしていた。

しかし、実はこの男はサイコパスだった…

血塗られた夜が幕を開ける…

三池崇史監督の映画版も楽しい!

サイコホラーっぽい感じの本作ですが、怖いの苦手な方でも大丈夫!

とはいえ、原作はゾワゾワ感がけっこうあって夜一人で読むと怖がりな人はダメかもなので、そんな方には映画版がオススメ!

 

本作は原作の前に映画を見たパターンです!売れてから幅広いジャンルを手掛ける様になった三池崇史監督ですが、やはり一番合ってるのはこの手の作品!

予算が潤沢になってからつまらなくなってしまったと言われる監督さんは多いですが、三池監督も個人的にはインディペンデントな時代の方が好きでした。

 

この手の設定で、学校という閉ざされた空間であれば良い意味でチープ感があって、三池監督の持ち味出まくりなんじゃないかと思って期待して見ていたら、やはり売れてからの作品では上位にランクインされるんじゃないかという良いデキだったと個人的には思いました☆

 

山田孝之さんなど、脇にもしっかり演技ができる役者さんを起用していて、ぶっ飛んだ設定ですがしっかりとした作品になってました^ ^

 

ぶっ飛んでる様で、しっかりと学校にまつわる様々な社会問題を落とし込んでいる作品でそこに対しても考えさせられながらも、そんな問題を超越して散弾銃をぶっ放すサイコパス教師ハスミン…

なんか知らないけど、スッキリとしてしまったのは私だけでしょうか(笑)

まとめ

一見、非の打ち所がない有能サイコパス教師が巻き起こす一夜の惨劇。

一見若者向けですが、しっかりと社会問題も内包していて、大人が読むに耐える作品になっております!

 

ムシャクシャしてすっきりしたい時は、映画版がオススメ!伊藤英明さんが散弾銃をぶっ放している姿は絵になるし、面白いですよ☆

 

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こんな人にオススメ

伊藤英明さん、山田孝之さんなど映画版のキャストのファンの方

サイコパス教師が繰り広げる惨劇に興味のある方

貴志先生のファンの方