こんばんは、ちわぷ〜です！
「大名倒産」の映画公開が近づき、初心者の方にも親しみやすい時代劇で知られる浅田次郎先生。
本日は浅田先生の時代劇作品の中ではマイナーな部類に入りますが、本格派の作品をご紹介致します！
映画化された「柘榴坂の仇討」も収録されている一冊です☆
「五郎治殿御始末」 浅田次郎（著） 新潮社
あらすじ
彦根藩の下級武士である、志村金吾は、藩主である大老、井伊直弼に取り立てられ、側に仕える事になる。
直弼に忠誠を誓う金吾だったが…
（「柘榴坂の仇討」）
上記含め、表題作など6つの短編を収録。
井伊直弼の印象が変わる作品！
表題作ではなく、映画化されてメジャーになった「柘榴坂の仇討」の方をあらすじに載せましたが、もちろん表題作も面白かったですが、個人的にはやはり「柘榴坂の仇討」が一番好きでした！
読むきっかけになったのも、「柘榴坂の仇討」の映画版を観て、原作も読んでみよう！と思ったからでした^ ^
歴史のテストで出てくる桜田門外ノ変、それは大老という重職である井伊直弼を襲撃した事件ですが、どちらかというと井伊直弼という人物は、悪者というイメージが強い方も多いのではないかと思います。
今回はそんな井伊直弼の人間味が感じられる作品で、その点時代小説ファンとしては斬新に感じられ、
金吾の生き方が潔く、幕末の武士の生き様ってなんてカッコ良いんだと思わずにはいられませんでした！
この作品集は浅田先生の中でも、けっこう玄人向けと言いますか、時代背景や幕末の武士の生き様を理解した上で読んだ方が面白いかんじなので、
時代小説初心者の方よりは、ふだん時代小説を読んでいる方向けの作品集なのかな、とは思います(^ ^)
まとめ
映画化もされた名作も収録された作品集で、玄人向けな題材の作品が多いです。
時代小説初心者の方は、映画版の方を観て頂くか、何冊か幕末ものの時代小説を読んで慣らしてからの方が楽しめるかもしれません^ ^
中井貴一さん、阿部寛さんらが出演した映画版もしっかりとした作りなので、ぜひ興味のある方は観てみてくださーい☆
浅田先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです！
こちらは映画公開中、時代小説初心者の方でも読みやすいタイプの作品です☆
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こんな人にオススメ
映画「柘榴坂の仇討」のファンの方
玄人向けの時代小説を読みたい方
浅田次郎先生のファンの方
