こんばんは、ちわぷ〜です!
本日は「超高速!参勤交代」の脚本家で知られる著者が描いた、変わり種の時代小説をご紹介いたします!
お伊勢参りってよく聞くかと思いますが、江戸時代にはなんと、犬がそれを人間の代わりに代参する事があったんです☆
「駄犬道中 おかげ参り」 土橋章宏(著) 小学館
あらすじ
江戸時代、人々は60年に1度の”おかげ年”に熱狂し、多くの者が伊勢を目指していた。
江戸・深川に住む、博打打ちの辰五郎は、くじ引きにより、長屋の代表として伊勢参りをする事になった。
辰五郎はひょんな事から、伊勢参りの代参犬の翁丸(おきなまる)と、訳ありの子供、三吉と出会い、共に旅をするのだが…
江戸時代のお伊勢参りとは?
もうこの上ない娯楽だった模様です!
当時は理由もなく旅をする事は許されませんでしたが、お伊勢参りと金ぴら参りだけは話が別!関所も通過する事ができました!
一生に一度といっても良い旅ですが、歩いて行く分日数が掛かるので、旅費もとんでもない事になりました。
そこで登場したのが、おかげ犬!なんと、犬の代わりに伊勢まで行って代わりにお参りしていたのです!
おかげ犬、金ぴら犬の話題は興味があり、一年前からちょっとずつ調べていたのですが、別の資料によると、なんと明治7年までおかげ犬の存在が確認できていたとか!
このおかげ犬を助けるとご利益があると言われ、人々の手を借りながら、峠を越え、川を越え、伊勢参りをしていたそうです(^ ^)
犬って本当にすごいですね☆
まとめ
「超高速!参勤交代」の脚本家が贈る、エンターテイメント時代小説で、作中きちんと解説してくれるし、分かりやすいので、時代小説初心者の方にも読みやすい作品だと思います!
「超高速!参勤交代」を書かれただけあって、街道の描写にこだわりを感じ、その宿場町ごとの名物や小ネタも詰まっていて、おもしろかったです^ ^
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こんな人にオススメ
土橋先生のファンの方
おかげ参りに興味のある方
コミカルな時代小説を読みたい方