こんにちは、ちわぷ〜です!
学生時代にハマり、チョイチョイ当ブログでもご紹介させて頂いている芥川龍之介先生。
現在、仕事でカッパを調べておりますので、今日は芥川先生の代表作をご紹介いたします☆
「河童」 芥川龍之介(著)
あらすじ
ある精神病患者は語る。
”河童”を通して、芥川龍之介が社会に問いかける。
狂っているのは自分か、世界か。芥川は問いかける
学生時代に読んで強烈だった一冊です。
芥川先生の思いが溢れていて、物語を語っている様で演説の様。
けっこう芥川先生ってメッセージ性が強く、「桃太郎」「猿かに合戦」なんて、昔話の様で今に問いかけてくる。
そんな芥川先生の中で代表作となっているのがこの「河童」です。
精神病患者が、河童と出会い、河童の国に行った事があると語るファンタジーテイスト。そこからの道中は、まるで村上春樹作品かの様に入り組んでいる。
まるで見知らぬ世界に迷い込んだ様。
名作として語られるか、それとも迷作として語られるかといった類の作品。
それが代表作になってる所以は、作者の熱量のこもり方だと思います。
たとえば「海辺のカフカ」が賛否分かれても村上春樹先生の代表作に数えられているかの様に。
芥川先生の命日は”河童忌”と呼ばれているくらいです。
余談ですが、一説によると河童は赤い物が苦手らしく、芥川先生が眠るお寺の最寄駅の巣鴨といえば赤パンツ(笑)
河童はお参りに行けないという皮肉。
本作は中編くらいなので読みやすい部類かと思いますが、
とりあえず代表作の今作を読んで、難解すぎて芥川先生グッバイって感じになっちゃう人が多いのですが、むしろ他のって分かりやすく短編が多い。
万が一お口に合わなくとも、他の作品も読んで頂きたいです☆
まとめ
芥川龍之介の代表作の一つで、著者の中で一番難解な作品と言って良いと思います。
まずは、以前ご紹介したこちらなどの短編で慣らして、ゆくゆくは本作も読んで頂けますと嬉しいです☆
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こんな人にオススメ
芥川先生のファンの方
不思議な世界観の古典を読みたい方