こんにちは、ちわぷ〜です!
先日、直木賞を受賞した一穂ミチ先生の短編集が気になったので読んでみました!
直木賞を受賞したからというわけではないのですが、これは超オススメな一冊でした☆
「ツミデミック」 一穂ミチ(著) 光文社
あらすじ
大学を中退し、コロナ禍の繁華街で客引きをしている優斗は、同郷の訛りのある美人に逆ナンされる。
その美人は、死んだはずの同級生の名を名乗った…
(「違う羽の鳥」)
どれも粒揃いの6つの短編を収録。
直木賞受賞も納得!ベストアルバム的な短編集!
一穂先生の作品は何作か読ませて頂きましたが、今作がぶっちぎりで面白く、圧巻でした!
コロナ禍で書かれた短編集なので、どの作品もコロナという話題は避けては通れませんでしたが、平時に戻った(とは言い切れませんが)今、読んでも、特に違和感を感じる方はいない様な書き方になっていると思います。
犯罪小説とは言えませんが、全作品、ちょっとずつ犯罪っぽい匂いがあったのも何だか新鮮。そして、一作品一作品に圧倒的な個性があり、えっ一穂先生ってこんな感じだったっけ!?と驚きながら読み、短編なのですぐ読み終わり次の作品を開くと、えっ今度はこんな感じ!?と驚きながら、一気読みしてしまいました!
どれも超面白く、人間の本質に迫っていて、それでいてエンターテイメント性も忘れていない良い距離感になっていて、エンターテイメントに傾倒し過ぎず自分のカラーも存分に出している感じで、毒もたっぷりで…
説明が難しいですが、超良い塩梅になってます!
全部面白かったですが、特に好きだったのはあらすじに選んだ「違う羽の鳥」と、
たまたま街中でイケメンの配達員を目撃してしまった事により、ウーバーイーツ的な物にハマってしまう主婦を描いた「ロマンス☆」
何すかそれ!って感じの面白さでした( ^ω^ )
今まで気になる作品があったら読んでみる、って感じでしたが、
今後は一穂先生の作品はデフォルト買いしよう!と思うくらいの面白さでした☆
まとめ
直近の直木賞受賞の話題作で、かなりハイクオリティの短編集です!
とても読みやすい文量の短編集で、普段あまり読書をされない方や、忙しい方でも楽しめる内容になっております!
たっぷりは嫌だけど、ちょっぴり毒のある作品を読みたいな〜という方にぴったりな作品!とても面白いんで是非読んでみてくださ〜い☆
一穂先生の作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
直木賞受賞の話題作を読みたい方
一穂先生のファンの方