ちわぷ〜の書評ブログ🐶

アラサーの物書き愛犬家の書評ブログです🐶

愛される自分は、偽りの自分「腹を割ったら血が出るだけさ」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

おかげ様で、本日でブログを開設し100日目となった様です!

これからも毎日投稿できる様に努めますので、暇な時にでも読んで頂けると幸いです^ ^

 

記念すべき100本目の記事は、出す作品全て当ててくるヒットメーカーの住野よる先生の最新作をご紹介させていただきます☆

「腹を割ったら血が出るだけさ」住野よる(著) 双葉社

あらすじ

容姿端麗で全ての物事に恵まれている様に見える、高校生の茜寧。

でも本当は、”愛されたい”という欲を抑えきれずに、好かれる為に偽りの自分を演じていた。そんな自分を茜寧はキライだった。

 

ある日、茜寧は街中で愛読している小説「少女のマーチ」の登場人物”あい”にそっくりな人を見つけ、思わず声を掛けてしまう。

その人の名前も”あい”だった…

自分を偽り生きる人々

まず、変に登場人物に共感や感情移入をさせようとしない人物造形で、好感を持ちました。

 

エッジの効いた登場人物達で、ご都合主義のストーリー展開ではなく、個性的なキャラクター達がそれぞれの感情で行動を取った結果としてストーリーが動いている感じなので、「えっ、なんでそうなっちゃうの?」という様な感じで冷めてしまう事がありません。

 

 

本作の登場人物達は、何かしら自分を偽っているのですが、現代社会ではもはやそれがどこか当たり前となっていて、偽った姿こそが真実の姿みたいになっているな〜と思いながら読んでました。

まとめ

作品ごとに振り幅が大きく、毎回驚かされる住野先生。

本作も思いっきりやりきった感がありました(^ ^)

今後も目が離せない存在です!

 

住野先生の作品に初めて入られる方は、以前取り上げたこちらの作品もオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

こんな人にオススメ

エッジの効いた作品を読みたい方

「君の膵臓をたべたい」など、住野先生のファンの方