こんにちは、ちわぷ〜です!
先日ご紹介させて頂いた作品がとても面白かったので、ばなな先生のちょっと古めの作品を読んでみましたので、ご紹介させていただきます☆
「TUGUMI」 吉本ばなな(著) 中央公論新社
あらすじ
病弱だが、それで卑屈になる事もなく、むしろワガママで気の強い面もある、不思議な魅力のある少女、つぐみ。
私は、つぐみと共に過ごした海辺の町へ帰省し、かけがえのないひと夏を過ごす事になる。
心がかきむしられるほどの切なさ
まず、つぐみの強烈なキャラクターを受け入れられるかどうかが、この作品を楽しめるかどうかの線引きになるかなぁと思いました。
私は正直、序盤はなかなか…って感じでしたが、
”父と泳ぐ”の海辺の場面が琴線に触れて、そこからは、つぐみちゃんが大好きになり、最後はもう強烈な切なさでなんとも言えない感情になりました(T . T)
あとがきによると、当時、ばなな先生は毎年夏はご家族で西伊豆で過ごされていた様で、そこでの空気感を留めておきたくて本作を執筆なさったみたいです!
あぁこの何とも言えない切なさは狙って出せるものではなく、ばなな先生の味わった感覚が行間に入り込んでるんだろうなぁ…
夏と、青春の終わりと、ノスタルジーと、名前の付けようの無い感情とが混ざり合って、不思議な感覚でした。
でも、できれば、この作品、学生の頃に出会いたかったなぁ…
きっと当時の私だったら、もっともっとハマってたはず(T . T)
まとめ
ヒロインのキャラが好き嫌い分かれてしまうかも知れませんが、それさえ大丈夫でしたら楽しめる作品かと思います!
何とも言えない切なさが個人的にドンピシャで、
また10年後、また読んでみたいと思った作品でした!
また近い内に、ばなな先生の作品を読んでみようと思います^ ^
ばなな先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
ばなな先生のファンの方
切なさのある青春物を読みたい方