ちわぷ〜の書評ブログ🐶

アラサーの物書き愛犬家の書評ブログです🐶

オシャレな気分に浸りたい欲をこじらせてしまった私…「夏服を着た女たち」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

普段は絶対に選ばないのですが、繁忙期の合間の休日、なぜだかふと小洒落た小説を読みたい衝動に駆られました!

 

映画で言うと、オードリー・ヘップバーンが出ている感じの古き良き感じの外国もの…

ググって探したものの、これはという作品には出会えずに、気づけばその衝動はいつの間にか消え去っておりました(笑)

 

ググったワードとしては、【夏服を着た女たち 似てる小説】

というわけで、本日は私の様に、小洒落た作品を欲している方へオススメの作品をご紹介いたします☆

「夏服を着た女たち」 アーウィン・ショー(著)

内容

1930年台から1950年台のアーウィン・ショーの短編をまとめた一冊。

 

 

古き良きアメリカの匂いを感じさせる、全10作品の短編を収録。

 

オシャレな気分に浸りたい時限定!

出会いはもはや定かではないのですが、元々大学時代に授業で若干触れていて、

でも、当時はオシャレ過ぎて、まったく理解の範疇外で(地味過ぎる学生生活でした笑)

 

社会に出てから、一丁前にオシャレに目覚めつつあって(目覚めるどころか、実際は白昼夢みたいな幻に過ぎない)

変にこじらせてオシャレを読書にまで求めてしまい、アーウィンショーは頭をよぎりましたが、よぎっただけで。

 

なんのアイドルだったか忘れましたが、三人か四人くらいのアイドルユニット(確か、白いヒラヒラの衣装だった)

が、深夜の番組で歌ってて、BGM代わりに遅過ぎる晩御飯を食べながら、聞くともなく、聞いていたら、何の脈絡もなく歌詞にアーウィンショーというワードが入ってて!

 

疲れ過ぎていたのでしょう、よしアーウィンショーを読むぞ!

と、何故か読む気になった、

という、本当に定かじゃない出会いでした!

 

戦前〜戦後のいわゆる古典に属するが、古っぽさを感じさせず、

文脈一つ一つから古き良きアメリカの匂いが漂ってくる。

 

男女のストーリーが多いが、一つ一つのエピソードは大きなものではないのに、一言一言がキザっぽいのにキザっぽく感じないのは古き良きアメリカだから?

 

オシャレな気分に浸りたい欲を全面的に受け入れてくれて、そして、アメリカの話なのに、なんだか懐かしい気分になってくる。

(オシャレに浸りたい欲のせいか、

古いアメリカってこうだよね!っていう、謎の知ったかぶりが勝手に顔を出して、

文化の壁を取っ払って何故だか分かった気にさせられてるっていう事も、ある気がする)

まとめ

何がメチャクチャ凄いかは伝えにくいけれども、並々ならぬオシャレ感があり、

オシャレな気分に浸りたい気持ちを叶えてくれる、稀有な作品だと思います!

 

そこまでメチャクチャドラマが詰まってるかと言われれば、そうではないのだけれども、逆にガチャガチャ色々な事件が起きるよりも、ゆったり読めてちょうど良い!

 

古き良きって感じで、古臭くない!

古き良きアメリカの映画のヒロイン気分、男女の機微をオシャレに表現!

「君の瞳に乾杯!」なんて、とてもクサくて言えないけれど、なんかそんな事を普通に言っちゃっても大丈夫なくらいオシャレなやりとり!

(「君の瞳に乾杯」は、たしか映画「カサブランカ」のセリフなんで、本作には出てきませんよ笑)

 

オシャレな気分に浸りたくなったら、是非ご検討ください!

 

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こんな人にオススメ

とにかくオシャレな作品を読みたい方

古き良き西洋文化を感じたい方