こんばんは、ちわぷ〜です!
本日は初めましての作家さんになりますが、夏っぽい作品を読んでみましたのでご紹介させて頂きます☆
ジャンルとしては児童文学になるかと思いますが、大人が読んで沁みる作品でした☆
「しずかな日々」 椰月 美智子(著) 講談社
あらすじ
小学5年生の”えだいち”は、シングルマザーの母に育てられていて、なかなか友人たちの輪に溶け込めないでいた。
しかし、クラス替えで出会った活発な男の子に放課後野球に誘われて…
児童文学なのにびっくり!大人の都合に満ちた不穏さ
ストーリーの軸としては、小学五年生の時の思い出深いひと夏を大人になった”えだいち”が回想する、という、少年のひと夏の成長を描くという王道のものになっておりますが、
びっくりしたのが、その脇で大人の事情が渦巻いているという事!
本来これって、児童文学では描かれない類のもので、
子供達が読んでもふーんって思うか気づかないかくらいのものだと思うんですが、大人が読むとハッとするかと思います!
母から語られないシングルマザーになった事情、すぐ近くに住んでいるのに疎遠になっている祖父、母のしている仕事…そして、大人になった”えだいち”の回想…
もう、現実味がたっぷりで、”えだいち”君に感情移入してしまい、一気読みしてしまいました☆
まとめ
児童文学と侮るなかれ、大人にも沁みる作品です!
お子様にお買い求めの際には、親御さんも是非読んでみてください!
ノスタルジーもたっぷり!しかもそれが近場のおじいちゃんの家というのもポイント高かったです^ ^
ストーリーに派手さはないのですが、最後はかなりジーンと来ました!
ノスタルジーと現実と混ぜこぜになり、なんとも言えない感情になりました(T . T)
ちょこちょこ挟まれる挿絵も良い感じでした^^
いくつもの児童文学賞を受賞しているという事で今回読んでみましたが、この作品が受賞するって、とってもセンスが良いと思います!
また今後も何か気になるものがあれば、児童文学も読んでいこうと思います☆
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こんな人にオススメ
大人も沁みる児童文学を読みたい方
ノスタルジーを感じる作品を読みたい方
椰月先生のファンの方