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菅田将暉主演で映画化された芥川賞受賞作「共喰い」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

本日は初めての作家さん!

芥川賞受賞作で未読だった作品を読んでみようフェア!を個人的に開催していて、本日は菅田将暉さん主演で映画化もされたこちらの作品をチョイスしてみました☆

「共喰い」 田中慎弥(著) 集英社

あらすじ

川辺の田舎町で育つ17歳の遠馬は、一つ上の幼馴染の千種と付き合っている。

父と、その女である琴子と共に暮らしている遠馬は、父が琴子に振るう暴力を垣間見て、自分は父と同じ事はしないと心に思っているのだが…

行き場の無い川辺の町で起こる不条理

まず、他の芥川賞受賞作と比較して、

 

系統としては、読みやすいタイプの芥川賞受賞作で、内容的には性と暴力といった感じで、どこか破滅的な匂い、文学っぽさを感じる作りになっております。

けど、描いている事自体はそこまで小難しい事ではないので、読みやすいかな〜と思います!

 

特徴的な部分でいうと、スゴイ映像的な表現をする作家さんだという事!

前にご紹介した伊藤先生ぶりに出会うタイプの作家さんでした!

 

菅田将暉さん主演、青山真治監督という豪華なメンツで映画化しているという事ですが、映像化したくなるのが分かる様な文章でした。

 

鮮やかな感じではなく、ドロっとしたイメージなのですが、青山監督がどんな風に映像化したのか気になりますので、繁忙期が過ぎたら映画版もチェックしたいと思います☆

まとめ

話もコンパクトにまとまっていながらも、芥川賞らしい破滅的な文学の香りも感じる事ができる内容。

 

文章量、ページ数は芥川賞作品の中でも少なめで読みやすいと思いますが、あらすじから察して頂ける様に鬱屈とした内容ではあるので、そういった作品が読みたいタイミングの時に読んで頂くのが良いかと思います!

 

女性よりも男性向きの作品かな〜とは思いましたが、菅田将暉さんなど映画版のキャストのファンは読んでみても良いかも知れません(^ ^)

 

 

 

芥川賞受賞作は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

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こんな人にオススメ

菅田将暉さんなど、映画版のキャストのファンの方

田中先生のファンの方