こんにちは、ちわぷ〜です!
時代小説2作が大賞となった今年の直木賞。
以前「木挽町のあだ討ち」をご紹介させて頂きましたが、本日はもう一作の作品をご紹介いたします☆
「極楽征夷大将軍」 垣根涼介(著) 文藝春秋
あらすじ
しかし、実は、やる気ナシ、執着なし、使命感なしの男だった!?
そんな尊氏が、なぜ天下を取れてしまったのだろうか…
謎のベールに包まれた、足利尊氏という男…
良い国作ろう、鎌倉幕府はテストでお馴染み(1192年じゃない説あるらしいですが)
しかし、室町幕府を開いた足利尊氏って、えっ誰?となってしまう方も多いでしょう。
足利一族は、金閣寺で知られる3代将軍足利義満や、銀閣寺で知られる足利義政、
そして最後の将軍足利義昭は戦国好きだと知っている方も多いでしょうが、
なぜ足利尊氏はこれまであまり取り上げられて来なかったのか…
そのライバルと言われる楠木正成は、数々の戦国武将に影響を与えた様で、時代小説でもちょいちょい出てくるんですけどね。
色々時代小説を読んできたつもりでしたが、足利尊氏って、マンガで分かる日本史以来からも知れません(笑)
今作の尊氏は、特にやる気がない人間で、天下を取るなんて野望は皆無のお方(笑)
しかし、人の心を動かす事に関しては天性のものがあり、弟の支えもあって気づけば覇道を突き進んじゃっている感じ。
足利尊氏ってだけでも新鮮なのに、やる気がない人が天下を取っちゃうお話しなんて、超新鮮で楽しめました☆
まとめ
室町幕府を開いた足利尊氏が、使命感全くナシの男だったという斬新な設定。
尊氏のやる気なしっぷりにチョイチョイ笑わせていただきました^ ^
他じゃ絶対に読めないタイプの作品です☆
ページ数も多めですが、1ページに文章が2段になっているタイプの作品(1ページに2ページ分の文章があるイメージ)
ですので、読み応えたっぷりですので、お時間がある時に読む事をオススメいたします^_^
本作と共に第169回直木賞を受賞したこちらの作品もオススメです☆
時代小説初心者でしたら、下記の作品の方が読みやすいかも知れません!
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こんな人にオススメ
足利尊氏の人生に興味のある方
斬新な設定の時代小説を読みたい方
垣根先生のファンの方