ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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芥川賞受賞作&映画化作品を楽しめる両徳な一冊!「猛スピードで母は/サイドカーに犬」

 

おはようございます、ちわぷ〜です!

 

本日も芥川賞受賞作で、初めましての作家さん。

一冊で芥川賞受賞作と映画化された作品を楽しめる、お得な本を読んでみました☆

「猛スピードで母は」 長嶋有(著) 文藝春秋

あらすじ

北海道M市で母と暮らす小学生の慎。

母は新しい恋人を連れて来るのだが…

(「猛スピードで母は」)

 

他、映画化された「サイドカーに犬」も収録。

共通して、親に振り回される子供の物語

「猛スピードで母は」は、シングルマザー

サイドカーに犬」は、母が出て行った家庭。

主人公は、どちらも子供。

 

どちらも親に恋人候補、愛人の異性がおり、その人と子供の交流が見応えある。

 

時代設定は、

「猛スピードで母は」は、ドリフが人気だったころ、

サイドカーに犬」は、ガンプラが流行っていたころ、

と、どちらも少し前の時代。

 

ただ、設定は古くて子供が主人公でも、そこまでノスタルジー感はない印象でした。

 

こんな感じで、設定に共通点が多い2作品でした。

 

個人的には、二作収録であれば、出来ればまったく違うカラーの作品が読みたかったな〜と思いました(笑)

 

これから読まれる方は、一度に二作品読み切るのではなく、

一作読んで、少し間を空けてからもう一作読む、くらいのペースの方が良いかな〜と思いました^ ^

 

個人的には、表題作よりも「サイドカーに犬」の方が好きでした☆

まとめ

芥川賞受賞作と映画化作品を一度で二度楽しめるお得な一冊!

ただ、設定は似通っているので、一作ずつ間を空けて読むのを推奨いたします^ ^

 

芥川賞受賞作に関しては、読みやすいタイプの芥川賞受賞作です!

小難しさは無いので気軽に読めますが、逆に言うと文学的要素、ストーリーの奥深さは、そこまで…といった感じですので、文学的な作品をお探しの方には合わないかも知れません。

 

芥川賞受賞作は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

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こんな人にオススメ

長嶋先生のファンの方

映画「サイドカーに犬」のファンの方