- まずは松代の玄関口!
- 川中島の合戦!
- 佐久間象山&真田家!
- 松代大本営地下壕
- 長野パルセイロ!
- 「あたたかい水の出るところ」 木地 雅映子(著) 光文社
- あらすじ
- 将来性は強く感じた作家さん
- まとめ
- こんな人にオススメ
こんにちは、ちわぷ〜です!
先週、仕事ついでに一泊して、長野県松代に行ってきました!
実はメチャクチャ歴史溢れる街で、古くは武田信玄と上杉謙信でお馴染みの川中島の合戦。
関ヶ原の後は、真田幸村のお兄さん(「真田丸」で大泉洋さんが演じていた)が治め、幕末には、かの佐久間象山を輩出し明治維新に貢献。
そして、戦時中は本土決戦に備え、首都機能を松代に移す為に全長10キロに渡る地下壕を建設…
そしてフィクションではエヴァンゲリオンで登場…
小さい街なのに歴史が詰まってる。
まずは松代の玄関口!
長野駅からバスに乗り、松代駅という、現在は廃線に伴いバスの停留所になっている駅の跡地に降り立ちましたが、雰囲気良く鉄道好きでなくても気分が上がりました!
夜、上田の宿に移動する際に乗った電車もそうでびっくりでしたが、
バスはPASMOに対応していないので現金が必要!発車前に車内で小銭を崩しておくのがオススメ!
川中島の合戦!
川中島の合戦地は、武田信玄がこの決戦の本陣として造った海津城の本丸跡(後の松代城)から始まり、気分はすっかり武田騎馬隊になりつつも、歩いて千曲川を渡り合戦地へ。
川中島の古戦場は現在では犬も散歩して良い公園として整備され、たくさんお散歩してました!
佐久間象山&真田家!
続いて、松代藩関連は、戦国武将は真田家推しの私にとってはエモさの嵐。
真田記念館に始まり、佐久間象山記念館へ。
佐久間象山は数々の志士の師匠であり、この人があってこそ明治維新が成し遂げられたといっても過言でもないお方。
その存在はもちろん知ってましたが、どちらかというと象山先生よりもそのお弟子さん達の方に興味があったので、象山先生の事はあんまり知らず、近くに象山という山が本当にある事すら知りませんでした(笑)
あと、象山(しょうざん)と世間では呼ばれてますが、象山神社に行ってみたら象山(ぞうざん)とふりがなが振られてて、地元の人は、ぞうざんと読んでるのかな〜と気になり、今度調べたいと思いました^ ^
象山先生の貴重な品々の数々、そしてなぜか無料で引いて良い佐久間象山おみくじなんかもあり、引いたおみくじを後で読もうと思ったら落としてしまう大失態。
象山先生のメチャうまな直筆の文や絵。そして、知らなかったのですが発明家的な一面もあったりした様で、なんとあの時代にカメラを自作で作っていた!
あと、地震探知機と電信機も!
38歳ころ書いた絵に、「自分がまだ何者か固まっていなくて悩んでる」なんて書いちゃう繊細そうな一面を覗かせつつも、たぶん色々な事に手を出し過ぎて自分でもこんがらがっちゃったんじゃないですか?と言いたくなっちゃうけど(笑)
このバイタリティを受け継いだ者達が明治維新を成し遂げたのだから、やはり人間は行動あるのみ。
佐久間象山先生にも興味を持ち、今後象山先生の出てくる時代小説を読みたいな〜と思いました(^ ^)
松代大本営地下壕
そして松代大本営地下壕。全てではないけど、象山地下壕の方はけっこうな長さが公開されており、とんでもないところでした…
戦時中、次々と日本の領土が攻略され、本土決戦が迫る中、松代に米軍の爆撃に耐えられる硬い岩盤の地下に首都機能を移転させる、という壮大すぎる計画。
超巨額の費用が投じられ、全長10キロの計画で、終戦までに8割くらい出来上がったとか。
まず、入った瞬間メチャクチャひんやりして鳥肌が立ちました…
縦横に張り巡らせた通路、当時の建設の跡がそのまま残っていて、なんとも言えない気持ちでした。
たまたま大学生の子たちが授業の一環で団体で来ていて賑やかだったので良かったですが、これたぶん一人だったら怖過ぎて入れなかったです…
象山地下壕から30分くらい歩くとまた地下壕があるのですが、そちらは何と現在は世界トップレベルの地震観測所になっていました!なので中に入る事はできません。
その横に、天皇の住まいとして建設された建物が当時のまま残っているのですが、戦時中の建物とは思えないくらい綺麗で立派!
なんと外からですが、こちらは中を見る事ができます!
なんというか、田舎のおばあちゃんち的な感じでしたが、天皇の住まいだけあって、一つ一つ細かいところにお金が使われているそうで、見る人が見ればきっと分かるはず!
物不足の時代では考えられないくらいのものなのだそうで、お金の掛け方だったり、本気で本土決戦するつもりだったんだなぁと…
こちらは人が全くいなかったけど、一見の価値はありなので、象山地下壕まで来たらぜひ足を伸ばして頂きたいなぁと思います!
近くにある神社も雰囲気良かったし、その横に小学校の校庭があって、校舎からはだいぶ離れてるのにこういうパターンもあるんだなぁと面白かったです^ ^
ちなみに、地下壕は本当に洞窟って感じなので歩きやすい靴で行ってくださいね!
長野パルセイロ!
川中島合戦地の近くのサッカー場で試合があるとの事で、夜は久々にサッカー観戦!
天皇杯の試合でJ3長野パルセイロとJ1コンサドーレ札幌の試合でした!
J3の試合のチームの試合は初めて見ましたが、なんか今まで見てきたJ2のチームより間違いなく盛り上がってた!
スタジアムもサッカー専用で雰囲気が良く、今まで訪れた中でトップレベルで好きかも。
きのこそばがメチャクチャおいしかったです!
長野の選手は全く知らなかったし、コンサドーレの方も恐らくほぼ2軍みたいな感じだったのか知っている選手ほぼほぼいなかったのですが、メチャクチャ楽しめてPK戦まで残って見てました(^ ^)
PK戦は見ずに帰っちゃうミシャ監督は、いつまでも変わらずほっこりしました(笑)
こうして書いてみると盛りだくさんな感じですが、見どころがギュッと詰まってる感じで半日で十分楽しめちゃいます!
出張とか仕事ついでに来た方でもチョコっと足を伸ばせば行けるという感じ、私の時は大学生の団体客がいましたが、それを除くと観光客は超少なく、善光寺みたいに人がたくさんいて疲れるという事もナシ!
仕事のついでに期待せずに寄ったのですが、思いのほか楽しめてしまいました^^
歴史好きには特にオススメな場所でした!
松代はグルメ的な物はあんまり無いので、長野駅でおやきを買って装備していくのがオススメです!野沢菜系は冷えてもおいしかったです(^^)
おそば、おやき等おいしい物も多く、長野は本当にポテンシャルが高い…
いつになるか分かりませんが、今度はぜひ安曇野に行きたいと思ってます^ ^
さて、松代の話が長くなりましたが、今回は変わった作品をご紹介です☆
「あたたかい水の出るところ」 木地 雅映子(著) 光文社
あらすじ
高校三年生の柚子は、銭湯が大好き。
将来について思い悩み、そして恋をして…
将来性は強く感じた作家さん
まるっきりこの作家さんの事を知らず、題材が面白そう!という感じで読んでみたのですが、最初の10ページくらいに非凡なものを感じました!
面白くなりそうな予感しかしなかった!
ただ、中盤くらいからはちょっとチグハグな感じもあり、せっかく銭湯という変わった題材にしているのだから、主人公のキャラも恋愛の部分も、もうちょっと等身大な方が良かったかな−?と個人的には思いました。
しかし、あの最初の10ページのテンポは素晴らしく、テンポ感としてはよくできたドラマの冒頭パートみたいな感じで、絵が過不足なく想像できました!
個人的には、トータル的にはやや物足りなく感じましたが、設定のセンス、状況描写の巧みさは目を見張るものがありましたので、また面白そうな題材を書かれたらチェックしてみたいと思いました☆
まとめ
銭湯×女子高生という、面白い構成の物語で、ちょっと突飛なところはありましたが、好みが合えばメチャクチャ楽しめる作品だと思います!
お風呂(温泉)をテーマにした作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
木地雅映子先生のファンの方
銭湯をテーマにした作品を読んでみたい方