こんにちは、ちわぷ〜です!
最近、余暇の全てを捧げて読みまくっていると言っても過言では無い樋口有介作品。
前回は、青春ミステリーでは無かったのですが、今回は青春ミステリー!
ちょっと古めの作品が多かったですが、今回は樋口先生の作品の中では割と最近のものです☆
「ぼくはまだ、横浜でキスをしない」 樋口有介(著) 角川春樹事務所
あらすじ
夏休みを迎えた高校生の”ぼく”は、両親が離婚しており、アーティストな母と一緒に横浜で暮らしている。
久しぶりに父と再会したぼくは、父の隠し子である姉がいる事を知って…
どんなにおいしい物も食べ続ければ飽きるけど、樋口ミステリーは飽きない!
2016年の作品とのことで、もう既に亡くなられてしまっている樋口先生にとってはかなり後期の作品。
かなり現代の匂いを感じる作品でありながら、もう樋口イズムってデビュー作の段階で既に完成していてブレない。
ファンタジーっぽさが入ってきている今作ですが、マジで後期の作品なの?ってくらい筆が軽い。
タイトルもベテランっぽくない(笑)
両親が離婚しているのも、お父さんがダメダメなのもいつものパターン。
けど、今回のお父さんはこれ大丈夫なの?と思うくらいでしたが、結果として読み終わって楽しかった!
やっぱり樋口作品の主人公って大人びてるけど、今回はそれでもだいぶ現代に合わせてきてる印象。高校生で電動チャリっていうのもとても良い!
そして、ヒロインのネジの飛びっぷり!
年上のお姉さんにモテたり、相変わらず主人公が美女に囲まれるという構図。
両親の感じ含め、もうそういう縛りなの?ってくらいキャラ構成は一緒。
なのにこれが飽きずに読ませてくるのだから不思議。
ファンタジー要素の無い作品の方が好きで、それは樋口作品にも当てはまるので今作より、他の青春ミステリーの方が好きだというのが本音。多分この作品を読み返すのなら、デビュー作の方を読み返したくなるとは思うのですが、今回も大変楽しませて頂いて満足です☆
まとめ
樋口先生の作品としては最近の作品で、違和感なく読みやすいと思いますので入門としてはあり!
ファンタジー要素が入ってくるので、若い方も楽しめると思います!
逆にファンタジー要素が少ない作品の方が好きだよ〜という方は、以前ご紹介したこちらの作品がオススメです☆
ランキングに参加してみました!もしお手間じゃなければ、ポチっとして頂けますと幸いですm(_ _)m
こんな人にオススメ
良質な青春ミステリーを読みたい方
横浜を舞台とした作品を読みたい方
樋口先生のファンの方