こんにちは、ちわぷ〜です!
人気シリーズで読みたいなぁ〜とは思っていたものの、何となく機会を逸してしまったシリーズ。
現在、仕事でチョロっと「分福茶釜」について調べており、本作の続編に分福茶釜の話もあるらしいと知り、読んでみたいなぁと思ってまずは1作目を読んでみました☆
「むかしむかしあるところに、死体がありました」青柳碧人(著)
あらすじ
みなさんよくご存知の「一寸法師」。ある殺人事件が起きて、一寸法師は嫌疑を掛けられる。しかし、その時一寸法師は、鬼のお腹の中にいたという、鉄壁のアリバイがあり…(「一寸法師の不在証明」)
他に、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎をモチーフにしたミステリーを収録!
昔話とミステリーの相性の良さにびっくり!
一見相性の悪そうな組み合わせなのに、とても面白く相性の良さにびっくり!
生ハムとメロン的な?醤油とプリン的な?
意外なベストコンボって感じで、この組み合わせを見つけた事自体が、一種の発明だと思います☆
いわゆるファンタジーテイストのミステリーという事だと思うのですが、普通のファンタジーミステリーだと、いやいやそれって何でもアリじゃん!と思ってしまうのですが、昔話でお馴染みの打ち出の小槌とかだと話は別!
これなら多くの人が冷めずに受け入れられると思う!本当に上手い手法!
ミステリーの基本はしっかり押さえていますが、それが昔話が下地だと全く違う味わいになるから不思議。コカコーラとドクターペッパーくらい違う印象。
日本人の心に響くテイストになっていながらも、みんなが知っている昔話の様にはいかず、なかなか毒も効いていたりする!
個人的には、花咲か爺さん、鶴の恩返し、この二つをベースにしたお話が好きでした!
花咲か爺さんは、イヤミス感もあり、こういうの好きだなぁ!
鶴の恩返しは、完全に裏をかかれました(^◇^;)
ミステリーの犯人当てやトリックを当てるのは得意な方ですが、この昔話ミステリーは最初っから最後まで新鮮過ぎて、気持ちよく騙してくれました!
次巻の分福茶釜目的で読み始めた作品だけど、面白かったんで多分全部読むことになりそう!
まとめ
昔話×ミステリーの異色の作品で、みんながよく知っている昔話のアイテムも出てきながら、昔話通りにいかないストーリーが魅力的!
どちらかと言えば若者向けだとは思うけど、大人もたまには童心にかえってみるのもアリだと思います!
次回作も近く読む予定です☆
昔話をモチーフにした作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
ユニークに崩した昔話を読みたい方
青柳先生のファンの方